アメリカ大西部5,500kmのレンタカー旅行


  
レンタカーを利用するドライブ旅行のあれこれ


 はじめに

 アメリカ大西部(ヨセミテ、デスバレー、グランドサークル、ロッキー山脈国立公園)をレンタカーでドライブ旅行した際の、レンタカー借り入れの手続き・契約、道路の事情、セルフでの給油の実行、移動中のトイレ、食料の購入および食事や宿泊のことなどについて、記述している。

 サンフランシスコ空港(Air Train に乗車し、レンタカー会社に)

 サンフランシスコ空港では入国手続き後、チップなどに必要な ドルを準備するため僅かな金額を両替。その後 4階の 「International Terminal G」 (Gates G91−G192) に行き、Blue Line の Air Train に乗車した。

 Air Train 3つ目のステーション (International Terminal A から乗車したときは、7つ目)の
 「Rental Car Center」 で下車。

 レンタカー会社10社ほどの案内標識板から、ハーツ Hertz の表示を見つけて、ハーツの窓口に行った。

 Air Train はモノレールだ。数分間隔で24時間運転されていて、運賃は無料。2系統運行されているが、Rental Car Center に行くのは Blue Line だけだ。 International Terminal G は Red Line との2系統が運行されているので、乗り間違えないように注意した。

  Air Train への乗車は、到着ゲートの関係で、航空会社によっては同一フロアーの International Terminal A (Gates A1−A12) から乗車する方が近い。


 レンタカー借入れの手続き

 ハーツ Hertz の窓口では、まずはじめに、メールで送られてきた 予約書 と Speedy Rental Form を提示し、運転は私と妻の2名と申告。

 ふたりの パスポート、運転免許書、国際運転免許書ならびに私のクレジットカードを提示。保険については Speedy Rental Form (下記参照)でチェックしていたとおりに処理。契約書を渡された。

 契約書の内容を確認してサイン、車のキーを受け取り、車の駐車場所を聞いて終わり。車の駐車場所に向かう。 


 Speedy Rental Form のこと

 この Speedy Rental Form は予約時に ハーツから送ってもらった書類だ。「ハーツ各営業所の方へ  この書類は、お客様のレンタル時に必要な情報を書き込んでいただいたものです。」と記載されている。

 文章は、日本語と英語が併記されている。日本語に従って記入やチェックをする。それを現地で提示するだけで、必要な事項を通知することになるから、会話をほとんどしなくてすむ。会話力の不十分な夫婦にとってはありがたいシロモノだ。

 内容は、氏名、パスポートNo.、住所、電話番号、日本の運転免許書番号、発行国名、支払い方法を記入する。

 保険の登録欄は、加入または不加入にチェックを入れる。保険の種類は、車両損害補償制度、搭乗者保険、携行品保険、追加自動車損害賠償保険、ガソリン代前払い制度だ。


 ハーツレンタカー総合利用案内のこと

 保険の具体的な内容については、別冊の 「ハーツレンタカー総合利用案内 Hertz Driving World」 に詳しくでている。これには予約の方法、安心のサービス、代表車種、保険、任意保険、料金と支払い、営業所での借り方、返却方法、契約書の見方、レンタル料金などが記載されている。

 ハーツといっしょなら」、世界を楽しく走れるー海外安全&快適ドライブガイド Yes! I can Drive the World」 も有益だ。アメリカなどの国別ドライブ心得、ガソリンスタンド利用法、トラブル処理などが詳しく説明されている。

 「ハーツレンタカー総合利用案内」などは、これから海外でレンタカーでのドライブ旅行を計画している方や、考えてみようという方には大変な参考になる。無料だから取り寄せて読まれることを薦めます。

 ハーツ 0120−489882(よやくはハーツ)


 道路地図の入手

 道路地図は JAF(日本自動車連盟)で購入した AAA 発行の各州別地図(STATE SERIES)と、広域地図(Western States/Provinces)を日本から持参したが、国立公園から国立公園・景勝地への移動にはこの地図で十分だった。

 サンフランシスコ空港からヨセミテ国立公園までは、市街地を経由することになるので、詳しい地図を入手し、ハーツの係員に説明を聞いておこうと考えた。

 そこで、ハーツが営業所に設置しているパソコンに、サンフランシスコ空港からヨセミテまでと入力して検索したが表示されない。係員を呼んで操作してもらったが、ダメだった。その他の地域の詳しい地図はプリントできたのに。

 やむなく JAF で購入の日本から持参した地図 California の中に記載の SAN FRANCISCO-MONTEREY AREA の地図を頼りにしたが、結果的にはこれで十分だった。


 レンタカーの操作確認

 車は窓口を出て50mほどのところに駐車していた。車は マーキュリーだ。早速車両番号をノートに記入。その後車の操作を確認する。

 ドアーの開閉を確認、自動ロックではない。運転席に座り、ハンドル、ブレーキ、アクセルの位置を足で確かめる。キーをさし込みエンジン起動。

 妻を前後に立たせて、ライト、ビーム、ウインカー、ブレーキライトなどの異常なしを確認。ワイパーも重要だ。高速走行での虫や砂漠地帯での砂塵でフロントガラスはすぐに汚れてしまう。

 バックミラー、ドアーミラーの動かし方もわかった。オートクルージングの使い方を確認。セット、解除、追い抜き後の再セットも指1本で可能だ。この機能があるので、アメリカでの長距離旅行は疲れない。必要不可欠なものだ。

 座席のスライド、上下の移動もできる。ガソリンの給油口の開閉もOK。トランクやボンネットの開閉も車内からもできる。それからルームランプのつけ方も案外重要だ。暗くなってから地図を見たりすることがあるかも知れない。


   レンタカーの機能・乗り捨てのこと

 ハーツのアメリカでのレンタカーはパンフレットによると、全てオートマ車で、使用期間は1年以内だそうな。。

 確認はしていないが、小型車もオートクルージング機能を備えているようだ。広いアメリカでの運転では、必須の機能だろう。上り・下りの坂道などでも一定の速度で走行する。だからスピード違反の心配もない。

 スピード違反といえば、この旅行では何回かパトカーが後方についたことがある。オーストラリアでは反対車線のパトカーに止められたこともあったが、速度(オートルルーズで走行中)もシートベルトも違反していないので、記念写真を撮らせてもらった。

 オートクルーズ機能の操作は簡単だ。ハンドルを握ったまま、左右の親指だけでできる。アクセルを踏んで例えば105kmになった時に ON を押す。それでセット終了。走行中にアクセルを踏まなくてOKだ。

 追い抜きで120kmまで速度を上げた後、アクセルを離して RESET を押す。これで105km走行に戻る。

 OFF を押すか、ブレーキを踏むと解除だ。その後は通常の運転操作だ。カーブや危険地帯で制限速度以下で走行した後は、再び ON にする。これで一定速度での走行中は、アクセルを踏みつづける必要がない。

 レンタカーの乗り捨ては車種によっては可能だ。今回の旅行では、乗用車および4WDのフルサイズが、サンフランシスコで借り入れ、デンバーで返却が可能だった。

 料金は乗用車のフルサイズで 300ドル。因みに旅行は中止したが前年に予約した デンバー〜ラッピドシティー(サウスダコダ州)は、同じ車種で 100ドルだった。


 走行ルートの確認

 地図を広げ、今日予定の走行ルートを妻と相談する。特に空港からしばらくは、通行車両の多い幹線道路を、次から次へと乗り換えていくので、ジャンクションをしっかりと確認した。


 さぁ出発だ、高速道路に向かう

  一通りの確認は終わった。さぁ気持ちを引き締めて、出発しよう。駐車場出口に I−101 の標識がみえる。ここから標識があるとはありがたい。道路はすいていたので、運転操作を確認しながら、ゆっくりと走った。

 I−101 入口に到着。信号は赤信号だったが、左手からの車を確認して安全であれば右折できるので、そのまま I−101 に進入した。

 I−101 は片側4車線、制限速度は約105km、混雑は激しい。レンタカー旅行は、最初に空港・市街地から離れるまでと、最後に市街地・空港に到着するまでの、混雑した道路が難物だ。

 私は運転に集中。ジャンクションの標識は妻にまかせる。2マイル(約3km)手前と1マイル手前には標識があった。EASTかWESTか、NORTHかSOUTHか、進行方向を間違えると反対にいくから慎重に確認していく。

 1つ目の標識の段階で右側車線に車を移動させる。ジャンクソン出口の標識で、出口の車線に移動する。

 道を間違えることなくハイウエイから一般道路に入った。まだ車は多いが、ハイウエイほどのことはない。車線幅も日本よりは広いので、運転がし易い。

 景勝地をめぐるレンタカー旅行では、空港と周辺の市街地の交通混雑を抜けるのが大変だ。できればサンフランシスコなどの大都市の空港を避けて、地方の空港を利用するようにしよう。

 この混雑を通過すると、車の数は非常に少ない。山岳道路では崖などで車線幅が狭かったり、路肩がなかったりすることがあるので慎重な運転が必要だ。


 道路のあれこれ

 ハイウエイは管理者が連邦政府または州政府の道路で、インターステートと一般道路がある。その他が管理する道路はロードと呼ばれている。連邦政府が管理するハイウェイでも未舗装道路がある。たとえばアラスカのダルトンハイウエイがそうだ。

 フリーウエイは信号がない道路で、一般道路とはインターチェンジで、フリーウエイとはジャンクションでつながっている。

 国道のフリーウエイは 州と州を結んでいく Inter States で、 Iー×× と表示される。市街地では片側4〜5車線あり、制限速度は105kmだ。市外にでると片側2〜3車線で、制限速度は120kmのところもあった。

 州のハイウエイは片側3〜5車線、制限速度は105kmだった。

 一般道路は国道、州道ともに、片側1〜2車線だ。制限速度は105km、市街地や危険な場所では50km程度だった。車線幅は通常は日本よりも広く、路肩も十分にあった。

 しかし国立公園内の山岳道路や、崖や川沿いの道路では日本程度の車線幅で路肩がないところもあった。

 カーブや危険個所などで制限速度が規制されているところでは、必ずその速度までスピードを落とさないと怖い思いをすることになる。

 速度違反の取り締まりが、今回は厳しかった。ユタ州とアリゾナ州では何台か私を追い抜いた車がパトカーに捕まっていた。

 危険だというだけではなく、違反料金を支払いに行かなければならないのだから、かえって時間を損することになってしまうのではなかろうか。

 道路の行き先は、日本では地名で表示されているが、アメリカでは進行方向で表示されている。東行は EAST 西行は WEST などだ。

 ジャンクションやルートナンバーの違う道路に進入するときは、地図で道路番号と進入方向(東西南北のいずれなのか)を確認することだ。

 ナビゲーターの妻には、SOUTH とか  NORTH とかを言葉にだしてもらった。 なお、地名の表示は、到達距離が記載されていた。

 ハイウエイ・一般道路での各種案内表示をみて休息やモーテルを探した。ハイウエイを走行していると、出口の数キロ手前で表示板がある。順番は決まっていて、LODGEIN、FOODS、GAS、その他だ。

 次の出口をでたところにある町の モーテルやホテル、マクドナルドなどの名前がでている。その他にはビジターセンターとかだ。一般道路では次の道を右折とか左折とかした町の中にそれらはあった。

 ハイウエイの通行料だが、過去も含めて、アメリカ(オーストラリア、ニュージーランドでも同じ)では支払ったことがない。日本では相当の通行料になるだろう。

 地図をみるとシーニックハイウエイと表示された道路がある。この道は景観などが優れた道路で、観光地から観光地に向かう場合積極的に利用して、風景を楽しんだ。


 山岳道路の開通確認

 山岳道路は当然のことながら、除雪後に開通する。開通時期は積雪量によるから、毎年異なっている。

 ヨセミテのタイオガロードやグレーシャーポイントの開通は、今年は5月31日正午だった。28日に通過予定だったので、デスバレーへの経路を変更した。過去の開通日と今年の作業状況・開通見込みは HP に掲載されている。
 過去の開通日   今年の作業状況・開通見込み

 ロッキー山脈国立公園のトレイルリッジ・ロードやコロラド州道82号のインディペンデンス・パスは、コロラド・ウエルカム・センターで開通したことを確認できた。また普通タイヤで通行可能とのことだった。

 また同センターで、マウント・エバンの道路は未開通だと知った。

 ヨセミテ、グランドサークルおよびロッキー山脈国立公園は2,000m以上の高所にあるから、冬期ではなくても初春や晩秋には、道路の開通・積雪の状態を確認したい。


 発砲スチロールと水・食料の購入

 レンタカー旅行を開始して早い時点で、大きな発砲スチロールを購入。その中に 2リットルのペットボトルに入った、水や牛乳を入れる。これを入れると、1日なら十分に冷蔵庫の役目を果たすからだ。

 パン、ハム、チーズ、ヨーグルト、バター、ジャム、サラダ用に処理された野菜、果物、野菜ジュース、ドレッシングなどを購入して、発砲スチロールに詰め込む。

 これで絶景の場所に車を停めての食事が楽しめる。夜遅くなってレストランで食事ができなくても大丈夫だ。

 なお、支払いは全てクレジットカードを使用。地方のゼネラルストアーでも使えた。地方でJCBを使えるところはなかった。ビザかマスターと要求された。

 国立公園めぐりでは、人家がなく車の走行が少ないところを走る。今回の旅行では、気温が氷点下から50℃まであった。食料や水の購入は、このような状況で車が故障したりしたときの備える意味もある。


 食器のこと

 食器は現地で紙製の皿とカップを購入した。フォーク、ナイフ、スプーンおよび割り箸は、機内預けとして日本から持参した。野菜ジュースはプルトップの缶を購入したので、缶きりは不要だった。


 国立公園の入園料のこと

 国立公園の入園料は、通常 一ヶ所につき 10ドルで、通用期間は 7日間だ。

 いくつもの国立公園を訪問する予定ならば、NATIONAL PARK PASS を利用すると便利で、安上がりだ。

 NATIONAL PARK PASS は 50ドルで、通用期間は 1年間だ。どこの国立公園でも通用する。どの国立公園でも、ゲートで購入できる。


 国立公園の楽しみ方

 国立公園に到着するとゲートがある。そこで入園料を支払うか NATIONAL PARK PASS を提示すると、公園の地図をくれる。この地図には、道路、トレイル、ビューポイントなどが詳細に記載されており、公園内の車の移動にはこれで十分だ。

 ゲートの近くにビジターセンターがあるので、必ず訪れる。そこでは、いつまで滞在するのか、何をしたいのか(日の出、日の入りの美しい景色を観たいとか)、トレイルを歩くかどうかなどを伝える。

 そうすると、いくつかのポイントに印をつけながら、日の出と雪山が観えるとか、危険が少ないお勧めのトレイルで水持参とか、教えてくれる。これを参考に妻と相談して、公園での過ごし方・楽しみ方を決めている。


 給油のこと

 給油は、今回は全てセルフで、クレジットカードで支払った。ゼネラルストアーに併設されたガソリンスタンドでは、人がいるので不都合があれば助けを求めることができるが、そうではない無人スタンドでは、夫婦で処理した。

 操作はそれぞれに違ったが、同じ石油会社の操作は、同一のケースが殆どだったので、できるだけ同一の会社のスタンドを利用した。また、操作が分からないが無人スタンドだったため、給油しなかったことが2度あった。

 給油の手順はスタンドにイラストと文章で張り出してある。クレジットカードの裏表、インサートの方向、ノズルの外し方、レバーをアップするタイミングなどだ。

 クレジットカードを挿入、ノズルを車の給油口に入れる、給油開始と終了だ。しかし、クレジットカードの挿入や給油の開始・終了の操作は会社によって異なるのだ。

 クレジットカードはビザかマスターが必要だ。ただしラスベガスの近く、フーバーダムを見学後 BOULDER の町の EXXONーMOBIL のスタンドで給油したときは JCB が使えた。


 トイレのこと

 トイレに不自由することもなかった。国立公園では、ビジターセンターに水洗のトイレがあり、園内の何ヵ所かには屋外トイレが設置されていた。

 移動中は給油をしたときや買い物をした店でトイレを借りた。また、偶にだが道路際に屋外トイレもあった。

 屋外トイレはどことも水がない。水洗トイレではないし、用便後の手洗い水もない。このようなときや屋外での食事のときに手を清潔にするために、ウエットティッシュを持ち歩いている。

 1パック程度は日本から持参し、後は現地で購入した。


 国立公園内の宿泊

 国立公園の日の出や日の入りの景色を楽しみたいので、国立公園内で宿泊することにした。予約は取りにくいときいていたので、7ヵ月前にホームページから予約を済ませた。(旅行の計画と準備 を参照)

 国立公園以外の宿泊

 国立公園以外の宿泊は予約をしなかった。気に入ったところや疲れたら適当なところで宿泊する自由が醍醐味だから。それにモーテルやホテルが満員だったことはいままでにもなかったので。

 モーテルのベストウエスタンは55才以上はシルバー割引があり、今回は何ヶ所かで使わせてもらった。また、飛び込んだモーテルやホテルできいたらシルバー割引きがOKのところもあった。

 また、JAF から送ってもらった JAF提携先の AAA のカードで割引きになったところもあった。

 いずれもパスポートで年齢確認をされたが、安くなったのはありがたい話だった。


 クレジットカードのこと

 旅行中はガソリ代と宿泊代金の全てと食料の購入の殆どはクレジットカードで支払った。現金を両替する手数料よりも、カード使用時の手数料のほうが安いことと、多くの現金を持ち歩く必要がないので重宝だ。

 ただ、通用するカードは、ビザかマスターで、JCB カードが通用するところは限られている。日本人がよく行くところではまず大丈夫だが、地方では通用しないケースが殆どだ。

 現金で支払ったのは、国立公園内でのスナックを買ったときとか、チップのとき、それにバスやタクシーに乗ったときなどに限られた。


 レンタカーの返却

 レンタカー返却の朝、宿泊したホテルでデンバー空港までの行き方をたずねたら、プリントした地図をくれた。それには空港への近道がでているが、見知らないところだから少しばかり遠回りでもハイウエイを走ることにした。

 デンバー手前のボルダーで休憩したときに、アリゾナ州の地図をとりだして、道順とジャンクションを確認。ハイウエイにはいると混雑が激しい。しっかりと見落とさないようにしないと大変だ。

 しばらくすると、空港の表示とルートがでてきた。ふたりで検討した道順ではないのだが、表示がでているなら、それに従おうと表示を見落とさないようにした。表示は当然ながら的確でスムーズに空港近くに到着した。

 RENTAL CAR RETURN の標識のとおりに車を進め、ハーツの営業所に入った。たくさんの車が次々と入って行く。係員が遠くで手招きしているので、そこに向かい指示された場所に車を停めた。

 女性がすでに立っていて、端末機を操作して請求書をとりだし、私に手渡した。忘れ物をしないようにといった後、空港行きのバスはあちらと指差した。これで返却手続きは完了、まことにあっけないものだった。

 バスを待っている間に請求書の内容を確認。正しかったので、目の前にとまったバスに乗車。数分でデンバー空港に到着した。

おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)