オーロラが頭上で乱舞するノーザン・スカイ・ロッジ滞在記(拡大写真はありません) | |||||
ロッジ裏からの眺め | 観測に十分な広さ | 秋の風情がいっぱい | 帰る朝の空 |
このページは ノーザン・スカイ・ロッジはオーロラ観察に適したロケーションで、私が選択・滞在した理由を記載しています。 07年旅行時の滞在記は ノーザン・スカイ・ロッジ に掲載しました。 アラスカ・フェアバンクス近郊でオーロラを観察する場所として ノーザン・スカイ・ロッジ は私たち夫婦の条件にかなう最適のところだった。 その条件とは、まずロケーションとしてオーロラ観察時に視界を遮るものがなく、空が開けていること。市街地の光が届かずかつ周辺に人工の灯りがないこと。夜の出入りが一晩中自由にできることなどだ。 オーロラ観察だけなら湖畔やスキー場など最適の場所は多い。幾つかある有料のオーロラ観測施設は、観測には適しているのだが、調べた限りでは使用できるのは深夜2時ごろまでだ。 夜寒いときは部屋に待機して窓からオーロラの出現を監視できればありがたいし、一晩中起きていることになったときはトイレのことも心配だ。 ノーザン・スカイ・ロッジのオーロラ観測 ・ フェアバンクスからは約30マイル離れた場所にあること ・ 周辺に人家や人工の灯りがないこと ・ 広い森林の中、ロッジは切り開かれた広い場所にあること ・ ロッジの外は空が開け、オーロラ観察に支障がないこと ・ オーロラの出現を部屋の中から監視できること ・ 夜も出入り自由で、トイレの心配がないこと ノーザンスカイロッジには05年9月3日から9月9日まで滞在した。滞在中は パスカル Pascale と トニー Tony がフレンドリーな応対でもてなしてくれ、またいろいろと教えてくれた。夕食のローストビーフやサーモンのグリルは質量ともに大変に満足のいくものだった。 ロッジの建物本体と内装、ベッドなどはふたりの手作り。太い丸太のログハウス、ベッドも太い木で作られていた。 ノーザン・スカイ・ロッジは滞在そのものが快適だった。 ノーザン・スカイ・ロッジ のホームページ ノーザン・スカイ・ロッジで撮影したオーロラ写真 テレビ朝日・10チャンネル 放映のオーロラ撮影 到着した翌日の05年9月4日 パスカルは、来週 テレビ朝日の取材スタッフがここを借り切り、オーロラを撮影。10月 「旅サラダ」で放映されることになっていると。 10月15日(土)朝 8時からの「旅サラダ」で パスカルとトニーやロッジ、ブルーベリー採り、夕食などが映された後、素晴らしいオーロラが映し出された。旅の案内人は女優の西尾まりさんでした。 ところで何故フェアバンクスを選択したのか オーロラがよく現れる地域は「オーロラオーバル(オーロラ帯)」といわれる磁極を取り巻いたベルト状の一帯だ。 オーロラオーバル(オーロラベルト)の北半球の中心は磁北極で、そこから南の2,000〜2,500kmの帯状の地域がオーロラオーバルだ。 それは地磁気緯67度を中心に 65〜70度にあたり、少しドーナツ状に取り巻いていて卵のような楕円をしているのでオーバルと呼ぶそうだ。よく見えるのはその北側で、アラスカ半島の北端からハドソン湾、グリーンランドの南端を結ぶ帯状の地域だそうだ。 オーロラオーバルの中にありかつ交通事情のよい場所は、北欧ではフィンランドやスウェーデンの中部、アラスカのフェアバンクス、カナダのイエローナイフ、フォートマクマレーなどがある。 よく現れる時間帯は(地球の自転軸と地球の磁極がずれているので地磁気時間で測るそうだが) 地磁気時間の23時ごろから真夜中にかけてだそうな。 地磁気時間の真夜中 0時は、キルナ(スウェーデン・アビスコの近く)は22時13分、イエローナイフ(カナダ)は1時48分、フェアバンクス(アラスカ)は2時13分となっている。 オーロラ観察の主な時間帯は、北欧は夜半前、アラスカとカナダは深夜がベターということだろうか。時差を考えると日本時間で、北欧は明け方から早朝、北米は夕方から夜中にかけての時間だ。 アイスランドやノルウェー沿岸はメキシコ暖流が流れ込んでいる影響で雲が発生し易く、オーロラを目的の旅行としては不適切なようだ。 残るは北米だが、飛行機の乗り継ぎからみるとフェアバンクスに軍配があがるかな。 |