7月11日 (8日目) 晴れ 雲多い

 コルチナ・ダンペッツォ ミズリーナ湖 トレ・チーメ アントルノ湖

 コルチナ・ダンペッツォ

 4:30 起床。ホテルフロントで山の名前を訊ねる。ホテルの後はトファーネ、正面はクリスタッロ、左はファローリアと。4:45 正面の鍵を開けてもらい外にでる。やや涼しい。ホテル前の小高くなった四方が見渡せる道端に立つ。

 ところどころに雲があるが、空は晴れている。まだ暗闇だ。高い柱から外灯の明かりが道を照らしている。5:25 右手、正面、左手の雲が赤くなってきたように見える。次第に濃い赤色に染まっていく。

 5:42 トファーネ山の山頂に光が射した。山頂にかかる薄い雲が淡いピンク色になり、山頂が赤く焼けていく。5:50 トファーネが赤く染まる。左手の名前の分からない山、左の斜面は日があたり真っ赤に、右の斜面は暗闇の状態だ。

 変化していくトファーネ山の表情に魅せられる。ファローリアの上にあって赤く染まっていた雲はなくなった。山はまだ黒くシルエットのままだ。クリスタッロ山も変化なし。若い日本人の女性2名がきれいですねといって通り過ぎる。

 6:45 すっかり夜が明けたのでホテルに戻る。名前を知らない山について、ホテルフロントで再度訊ねたが、名前は知らないと。7:30 朝食。

 私が以前からお願いしているクリスッタロ山行きのために、ミズリーナ湖から帰る途中で下車させてもらうことについて、添乗員の田中さんがいろいろと確認してくださり、楽しんできてくださいとのご返事をもらう。

 9:00 現地ガイド ジャコモさんの案内で今日の観光に出かける。9:05 ジャンプ台の前で下車。50年前・1956年に開催された冬季オリンピックコルチナ大会で使用された70m級の競技施設だとの説明。

 9:15 バス発車。上り坂をゆっくりと進む。ひろびろとした緑の草原に赤い屋根の家が点在、のどかな風景が展開している。

 9:37 左の山がクリスッタロ、ここで帰りは下りてください。リフト乗り場はそこに見えています。帰りのバスはこのあたりで手をあげればどこででもとまってくれますとジャコモさん。クリスタッロ山はミズリーナ湖に着くまで左手後に見え隠れしていた。

 
ミズリーナ湖 トレ・チーメ アントルノ湖

 9:50 ミズリーナ湖に着く。湖に周囲の山々が映る。ジャコモさんからそこに映っているのはクリスタッロと指さして教えてくれる。遊歩道を歩く。いろいろな花が咲いている。ジャコモさんは花にも大変造詣が深い。どの花でも名前を答えてくれると女性の皆さんは感心しきりだ。

 ゆっくりと行きますとなっているが、大半の人はガイドと添乗員から後に取り残される。前に見えている数人を確認しながら、山や花の写真撮影に熱心だ。トレ・チーメは一部に雲がかかり全容は見えない。

 ジャコモさんがトレ・チーメが南から見える絶景の場所があるので、そちらに行きましょうと。10:50 アントルノ湖からトレ・チーメを展望するが、雲が相変わらずで、すっきりと全貌を現すことはなかった。11:05 ジャコモさんお勧めのあまり知られていない場所に案内しましょうといわれバスに乗車。

 11:25 ジャコモさんお勧めの場所に。北からのトレ・チーメで見え方が違う。でも残念ながら雲はかかっている。名前は訊ねなかったが、その左の山はドロミテの特色ある切り立った岩の山の全容を見せてくれていた。

 11:40 この場所を離れる。帰りに見たミズリーナ湖、湖上でペダルボートをこいでいるアベックやサイクリング専用道路を走っている人などを見かける。バスで到着してすぐにみやげ物屋で買い物をしたが、ドロミテの中では一番の観光地になっていた。

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