７月１０日 （７日目） 快晴 ドロミテ街道 （ボルツアーノ 〜 コルチナ・ダンペッツォ） ５：３０ 起床。６：３０ 朝食。 その後付近を散策、ホテルの辺り一帯はメッセだと知る。ホテルの横は展示場だ。だから市街地から離れた場所にあり、ホテルも近代的な建物で、設備も良いのだなぁと納得する。 エガ谷 ９：００ バスでドロミテ街道を東へ向かう。直ぐ大きな岩にはさまれた深い谷 エガ谷 Val d'Ega に入る。狭く急カーブが連続する道をバスは通過していく。針葉樹の林にかこまれている。バスの窓から谷の上方を見上げるが、岩の先端は見えない。日が差し込まないので渓谷は薄暗い。 エガ谷を過ぎ視界が開ける。左手にドロミテ特有の彫刻等で荒削りしたような山が。あたりにはかわいい家と緑の草。皆いっせいにカメラを向ける。添乗員の田中さん、バスを止めてもらいますと。ノーヴァ・レヴァンテで澄み切ったドロミテの風景を撮影した。 カレッツァ湖 １０：００ カレッツァ湖 Carezza al Lago に到着。駐車場から道路を渡り、皆さんとともに湖に向う。しばらくは一団となっていたが、そのうちに記念写真を撮る夫婦、花に関心が向いている女性、風景をじっくりと眺める人など、ばらばらになる。 自由時間は６０分。普通に歩いて一周約４０分、写真を撮る人は注意してくださいと聞いていたので、あまりゆっくりとはしておれない。レンズ交換をした方が良いとは思っても、ままよこのレンズで済ませ、先を急ごう。 １１：００ カレッツァ湖発。バスの中で今見てきた美しい景色や花の話が飛び交う。１１：０５ バスがとまる。コスタルンガ峠 Passo di Costalunga だ。 少し離れて切り立った山が連なり、手前には濃緑の針葉樹が林立している。小さな小屋にはためくイタリア国旗が鮮やかだ。サッカーワールドカップの優勝を祝福しているのだろう。のどかな時間に身を委ねたいとの思いがよぎる。１１：１５ コスタルンガ峠を後にする。 ドロミテ街道の中心地のひとつ カナツェイ Canazei に。ここで食事の予定となっているそうだが、運転手のビートさんが昨日レストランに電話して確認したところ、まだこの先でした。ここは通過しますと。 カナツェイ Canazei を過ぎて山道は急な坂かつつづらおりの急カーブが続く。窓からは美しい雄大な風景が次から次へと展開するのだが、体が左右に振られてカメラを構えることができない。 ポルドイ峠・サッソポルドイ １２：２５ ポルドイ峠 Passo Pordoi （標高 2,239ｍ） に着く。この峠はドロミテ街道で一番高い峠だ。目の前に切り立った崖の サッソ・ポルドイ Sasso Pordoi が聳えている。 サッソ・ポルドイ を正面に見ながら昼食に。ほうれん草のパスタ＆きのこスープ、仔牛＆ほうれん草とポテト、アイスクリーム、ビール。 １３：３０ サッソ・ポルドイ Sasso Pordoi へのロープウエイ乗り場へ。ロープウエイの所要時間は７分、運行は１０分毎です。集合時間に遅れないようバスにお戻りくださいとの注意を上の空に聞きながら、１３：４５ 山頂に到着。 サッソ・ポルドイ Sasso Pordoi （標高 2,950ｍ）からの眺めは３６０度のパノラマだ。少し白い雲はあるが快晴で、かなり遠方まで見渡せる。さわやかな空気が心地よい。 トレッキングの人、観光の人、座り込んで風景を眺めている人、笑顔で会話をしている人。それぞれに楽しんでいる様子が伝わってくる。断崖近くに立ちドロミテ最高峰のマルモダーラ山はどこかと探す。崖から下を覗き込むと吸い込まれそうになる。 １４：４０ すてきなサッソ・ポルドイ頂上散歩を終えてロープウエイ乗り場に向かう。１５：００ パッソ・ポルドイ発。今度は急な下り坂と急カーブ。いろは坂よりもカーブはきつい。慎重に運転している。印象的な景色なのだが、カメラを構えることは諦めて、こころの中の想い出に残すことにした。 ごく短いが急カーブのトンネルを抜けると ファルツァレーゴ峠 Passo Falzarego （標高 2,117ｍ） だ。１６：００ にバスを降りた。少し離れて建っている白壁の小屋が印象的だ。チロルの牧歌的な景色を思い浮かべる。１６：１５ バスに乗車。 １６：３５ コルチナが見える場所で小休止。トファーネに陽射しがあたり、カメラを構えると山肌の襞のごつごつした様が分かる。足元のヤナギランの薄紅色がさわやかだ。修復中の教会には緑色のビニールシートがかぶせられている。 コルチナ・ダンペッツォ １７：００ コルチナ・ダンペッツォ Cortina d'Ampezzo のホテルに到着。地図を片手に直ちに街にでかける。メールでいろいろと教えてもらった コルチナ観光局を探しながら。街の中心教会の近くに I マークの場所がある。広場にパトカーが止まっている。わざわざ下りてきて、この下に I があると教えてくれる。 I で パオラさんはこちらですかと訊ねたら、バス発着場のところとのこと。そちらに行くと教会近くにもうひとつ I があるとのこと。訪れたら営業時間は１８：３０までとなっていて、中には入れたが人は誰もいなかった。まぁコルチナの中心部を散策したのだからよかったが。 １９：３０ から ２１：００ まで夕食。リコッタチーズのクレープ包みのトマトソース、カジキマグロのグリル、デザート、ビール、コーヒー、水。 今日は広々とした魅力的な風景を堪能したなぁ。２２：００ 就寝。 宿泊 ベルビュー Bellevue |