7月9日 (6日目) 快晴 午後曇り マダレナ村〜ボルツアーノ 5:50 起床。7:00 朝食。ベルガモは下の町チッタ・バッサを、ベルガモ駅方向にそぞろ歩き。駅前の大通りを若者が乗った数十台の自転車集団が通る。今日は日曜日だから何か催しでもあるのかな。 集合場所のホテルロビーで雑談していると、添乗員の田中さんがファックスを手渡してくれる。皆さんで回覧してくださいと。「世界の旅情 かわら版 ファックスニュース」と表示されA4版5ページほどだった。北朝鮮のテポドン発射など日本をでてからの世界のニュースが手際よくまとめられていた。 8:45 ホテルを出発。車内で田中さんからの話。「世界の旅情」としてはマダレナ村訪問は今回の皆さんが初めてです。今後のツアーにも取り入れるかどうか、皆さんの忌憚のないご意見を聞かせてくださいと。10:15トイレ休憩、20分後に出発。 11:10 トレントを通過。高速道路に沿ってサイクリング専用道路が伸びている。何人もの人が軽快に自転車を走らせている。平日でも多いのだろうか。11:40ボルツアーノ郊外を通り過ぎ、さらに北上する。このあたりからドイツ語圏だそうな。チロル的な風景になってきた。 12:05 狭い山道に入る。曲がりくねった道を進む。反対からバスが来た。双方実に入念な運転だ。数センチも離れているのか。神業としか思えない運転だ。やっとこさ離合に成功。 サン・ピエトロ村を通る。建物はすべて山小屋風だ。道の両側には紫や黄色、白色、ヤナギランなどの花々が咲いていて目を楽しませてくれる。 マダレナ村 12:40 マダレナ村 S. Maddalena に到着。バスの止まった広場から少し坂を上りホテルに。美しい風景が見渡せる。写真を撮るが「世界の旅情 パンフレット に大きく掲載されている ドロミテの山岳」は見えない。雲がでている方向にドロミテの絶景があるのだろうか。 13:00 昼食。肉団子&ザワークラウト、豚肉の煮込み、リコッタチーズのスフレ、ワイン、水。 14:30 自由時間に。外にでると正面にドロミテの岩塊が聳えている。上方の教会まで行けばパンフレットのような景色が見えるかな。でも左手にも特色のある岩峰が写っていたなぁ。今日そこには雲が張り付いている。そのような風景にはならないだろうと諦めの心境に。 時間があまりないので急ぎ足で教会をめざす。途中きれいな高山植物が何種類も咲いている。そのかれんな様子についカメラを向けてしまう。やや駆け足気味に坂を駆けあがる。眺望がすばらしい。バスの時間を考慮するともうここから引き返そう。 15:05 バスに。走り出してしばらく後、雲が切れはじめる。いまごろは全容が見えているかもなぁ。ままならないものだ。 ボルツアーノ 15:50 ボルツアーノ Bolzano 到着。美術の先生 ぺトラさんの案内で 16:05から市内めぐりへ。 ボルツアーノはドロミテ観光の玄関口のひとつであるとともに、交易路の中心で鉄道や自動車道の接点となっている。人口の80%はドイツ語を、20%はイタリア語を話すとのこと。 まず町の中心広場 ヴァルター広場 Piazza Walther へ。その後ドゥオーモ、ドメニカーニ教会、ポルティチ通りなどを巡り、ふたたびヴァルター広場へ。ドメニカーニ教会には無料で入場できたが、壁一面に描かれた14世紀のフレスコ画を明るく見るには、いくばくかの寄付をして照明をつける必要があった。 外のテーブルでビールを飲みながら気勢を上げている若者のグループが街のあちらでもこちらでも。イタリア国旗を振りかざし写真を撮ってとの仕草をする。今日はサッカーW杯決勝戦だ。イタリアの優勝に期待と興奮が高まっている。 17:15バス乗車、17:30ホテルに到着。 19:00 夕食。ミストローネ、サーモングリル、フルーツ、アイスクリーム、ビール、コーヒー。 ロビーから大きな歓声が起こる。サッカーW杯決勝戦が始まっているな。バス運転手のビートさん(当然イタリア人)が立ち上がって様子を見にロビーへ。イタリアが大きなチャンスをのがしたようだ。20:30 食事終了。 ホテルロビーには大きなテレビがあり、サッカーW杯決勝戦 イタリア対フランス戦を放映していた。 Wさん、運転手のビートさんやホテルのお客さんたちとテレビ観戦。イタリア人の喜怒哀楽の激しいこと。1−1で後半戦が終了、延長戦に。延長戦は部屋で見ることにして、ロビーから引き上げた。 イタリアの優勝を見届けて 23:15 就寝。イタリア中が喜びに湧き上がっている様子が映し出される。しかしホテルが町の中心から離れたメッセの一部だったから、喜びの喧騒はここまでは聞こえてはこなかった。 宿泊 フォー ポインツ シェラトン Four Points Sheraton |