7月8日 (5日目)  快晴 夕刻から小雨

 古都ベルガモ観光 (アオスタからベルガモへ)

 5:50 アオスタのホテルで目覚める。現在快晴。真っ白な雪をのせた山がきれいに見える。7:00朝食。

 8:40 ホテル発。しばらくして美しい雪山が車窓から眺められる。昨日までは見えなかった風景だ。写真を撮りたいとの声が数名から。ビートさんが駐車できるところがあれば止めましょうと。9:10バス広場に。カメラを持ちいっせいにバスから駆け下りる。

 高速道路の周辺は低木のぶどう畑。ワイン用とのこと。アオスタはアルプス越えの要路で、商人から通行料を徴収していた。ところどころに残るお城はそのためのものだそうな。10:10トイレ休憩を15分。

 バスの右手に広いひまわり畑が一面に。草原では刈り取って黄色くなった草の上に、草をロール状にしたものがいくつも転がっている。

 11:15 ミラノ郊外、3車線だが渋滞が激しい。車線増設工事中。あまりの渋滞に11:38高速道路から一般道路に出る。迂回して10分後に再度高速道路へ。まだ渋滞はあるが、僅かづつ前進していく。

 ベルガモ

 11:55 バスの進行方向にベルガモの町が見えてきた。12:10 ケーブル乗り場に到着。ベルガモはチッタ・アルタ(上の町)とバッサ・アルタ(下の町)に分かれている。まずは小さくかわいいケーブルカーでチッタ・アルタへ。

 広場から小路に入り 12:40 レストラン。屋根の下円柱だけで壁のない建物の中にテーブルがある。腰掛けるとさわやかな風が吹き抜けていく。天井から大きなハムの塊が何本もぶら下がっている。

 ビールを注文。今回の旅行では殆どはじめての快晴だからだろうか、皆さんにこにこと楽しげだ。カボチャのニョッキ、兎肉の煮込み&ポレンタ、チョコレートムース、コーヒー、水。談笑していると時間の経過を忘れてしまっていた。

 14:30 現地ガイド マテノさんと合流。坂道を上りヴィスコンティ家の要塞に。バッサ・アルタが一望に見渡せる。美しい家並みと背後の緑の山がすてきだ。第1次と第2次世界大戦で使用した大砲とかドイツ軍の戦車などがある。城壁に沿って歩くと修復中の教会が直ぐそばに見える。

 古都ベルガモはルネッサンス建築の傑作など見所が多い。その一方交通の要衝で交易の中心地でもあった。そのためベネチアの支配下にあったときもおおいに栄えていた。また作曲家ドニゼッティの生まれ故郷でもあるとの話があった。

 ローマ時代の軍道跡で、中世の面影を残す小路をとおりヴェッキア広場に。ラジョーネ宮、サンタ・マリア・マジョウーレ教会、ドゥオーモ、コッレオーニ礼拝堂などを見学。歴史遺産の多い美しい古都だ。見ごたえがあった。

 15:40 ヴェッキア広場 
Piazza Vecchia で自由行動に。情緒豊かな狭い小路の両側にしゃれたお店が並ぶゴンビト通り Via Gombito をぶらりと散策。

 家内がひょいとファッションの店に。いささか暑い日の毎日だが、あいにくノースリーブの服を持参しなかった。気に入った服があるからと試着。サイズもよく、値段も手ごろ、早速いままで着ていた服を包んでもらっていた。

 16:20 ケーブルカーに。道路の下をくぐって下の町チッタ・バスタに。バスに乗りホテル到着は16:40。

 集合まで時間があるのでホテルの近くを散策。ジャコモ・マッテオッテ広場 
Giacomo Matteotti を左へ。広い道の両側に上品で近代的なセンスあるお店が軒を連ねている。ウインドウを眺めてしばらくぶらぶらを楽しんだ。

 18:30 バスで夕食のレストランへ向かう。18:45レストラン到着。イタリアの夕食時間には早いようだ。まだ準備ができていないとのこと。とりあえずテーブルの用意をして、そちらに案内してくれた。夕食は、カゾンチェッリ、仔牛のマッシュルームソース、バニラアイスクリーム、ワイン、コーヒー、水。20:20夕食終了。バスでホテルに戻る。

 小雨の中街中をそぞろ歩きする。小雨にもかかわらず店の中ではなく外で談笑しているグループが多い。タバコは室内禁煙になっているからだそうな。店からもれる光とそぼ降る小雨で風情ある景観だった。

 21:15ホテルに帰り、サッカーW杯 三位決定戦 ドイツーポルトガル戦をテレビで観戦。ドイツはカーン選手がゴールキーパーで出場していた。ドイツの三位が決まる。

23:00就寝。

 宿泊 ジョリーホテル 
Jolly Hotel

おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)