ボルツァーノ(ボーツェン)


ヴァルター広場

ドゥオーモ

ドゥオーモ

ドゥオーモ


ドメニカーニ教会


教会内フレスコ画

ポルチィチ通り

サッカーW杯決勝戦の日

 ボルツアーノはドロミテ観光の玄関口のひとつであるとともに、交易路の中心で鉄道や自動車道の接点となっている。人口の80%はドイツ語を、20%はイタリア語を話すとのこと。

 ボルツァーノの現地ガイドは、美術の先生をしているぺトラさん。判りやすく詳しい解説を、ありがとうございました。

 まず街の中心ヴァルター広場へ。町の人の憩いの場で、中央に立つのは中世ドイツの詩人ヴァルターの像。

 続いてドゥオーモへ。ここにはドイツ人とイタリア人の司教がいるドゥオーモだそうな。ゴチック様式の建築で、天井のみルネッサンス様式。鐘楼の高さは65m。

 この教会が造られたのは12世紀で、聖祭壇は第二次大戦で破壊されたので、戦後再建された。内部に描かれているフレスコ画は14世紀の制作との説明。フレスコ画の人間の表情はゴシック様式は無表情だが、ルネッサンス様式は人間的な表情と明らかな違いが有るとの説明。

 ドメニカーニ教会は13世紀にできた。信者の生活は質素だが教会にはお金をかける習慣がある。1330年に手がけたフレスコ画が四方の壁いっぱいに描かれている。ルネッサンス様式で人間に表情があったり、ロココ様式の明るい描き方がされている。

 古い美しい町並みが残るポルチィチ通りに入る。ここは1180年につくられた通りで、町の主要な店が軒を並べている。アーケードの長さは300m。それほど広くない一店舗の家賃は月9000ユーロと高額だ。

 今夜20時からサッカーW杯のイタリア対フランスの決勝戦が行われる。街の通りのあちらでもこちらでも若者が陣取って、イタリア国旗を掲げ写真を撮るようにと手招きしていた。

 ここの考古学博物館には1991年氷河から発見されたアイスマンと呼ばれるミイラが展示されている。その博物館近くをとおり、このような説明はあったが、閉館1時間前を過ぎていて入館できなかった。 

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