ベ ル ガ モ


バッサの町並み

ローマへの旧軍道

コッレオーニ礼拝堂

ドーモ(大聖堂)

サンタ・マリア・マジョーレ教会


教会内のタペストリー

ケーブルカー

夜のバッサ

 美しいベルガモの町は、ベネチアの支配下で栄えた交易地であり、上の街アルタと下の街バッサがある。チッタ・アルタは中世の趣を漂わせ情緒豊かな街並み、チッタ・バルサは近代的な店が並ぶおしゃれな街並みだった。観光はチッタ・アルタからはじまった。

 アルタにあるヴィスコンティ家の要塞から見下ろすバッサはプレアルプス(アルプスはその背後にあり見えない)にかこまれ、グレンボー川が流れるブレンボ谷の中にある美しい町並みだ。

 アルタにはローマに通じていた軍道が、当時そのままに残っている。石畳の緩い坂道の両側の建物は、中世の古きよき時代の面影が漂う。たまたま通りがかった小学生の一群、この情緒ある街並みに違和感なく溶け込んでいたのが不思議に思える。

 ヴェッキア広場に面しているサンタ・マリア・マジョーレ教会の外観を見て、コッレオーニ礼拝堂からドーモへと向かう。

 コッレオーニ礼拝堂はベネチアの傭兵隊長バルトロメオ・コッレオーニの墓。ルネッサンス建築の一大傑作とのこと。外観の美しく豪華な建物は白い大理石とベローナから運んだピンクの大理石の紋様が美しい。

 門の左にある小さな顔のレリーフはコッレオーニ、その右の女性は彼の妻だ。建物の中へ。入り口を入って直ぐ正面、黄金の騎馬像が目に入る。その下の棺がコッレオーニの墓だ。左手の棺は彼の娘の墓がある。

 再びサンタ・マリア・マジョーレ教会。この教会は12世紀に建てられたロマネスク様式の美しい建物だ。

 その内部はきらびやかで、壁には16世紀に制作された数枚の大きなフランドルのタペストリーが飾られている。VIPが町を訪れた時はこのタペストリーを広場に敷いて出迎えたそうな。

 小さなケーブルカーでアルタからバッサへ。今夜宿泊のホテルへ。夕食後の21時過ぎ街を歩く。小雨の中ひとりの男性が足早に過ぎ去る。通りでは飲み物を持った数名のグループがあちこちにあり、愉しげに談笑していた。

 現地ガイドのマテノさん、詳しい説明をありがとうございました。 

おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)