アオスタ市街風景


アウグスト凱旋門

サン・トルソ教会


サン・トルソ教会


プレトリア門から


円形劇場跡

円形劇場跡


カテドラル

中心のシャヌー広場

 アオスタ市内観光

 イタリア北西部にあり、アルプスの南に位置するアオスタ Aosta。北はスイス、西はスランスと国境を接している風光明媚な観光の町だ。イタリア側から訪れるモンブラン(モンテ・ビアンコ)。その麓にある小村 ラパリュ La Palud (クルマヨール Courmayeur から僅かに山寄り)までは約1時間の距離だ。

 この観光の町は、他方もうひとつの顔を持っている。ローマ時代の遺跡がいくつもある「古代ローマの町」なのだ。その史跡を小雨がぱらつく中、夕方アウグスト凱旋門前でバスを降りて周遊した。

 紀元前2−3世紀にローマ皇帝が造らせたアウグスト門を見上げながら旧市街地へ。戦に勝利した兵士達が通った凱旋門だ。古くは門の上にアウグスト帝の像があったとの説明だったが、今はない。旧市街地に通じる門は、これとは別に4ヵ所ある。

 サン・トルソ教会は10世紀に建設されアオスタで最も古い教会。外壁は14世紀に装飾され、入り口のアーチ状はゴシック形式で、ローマ法王の帽子を意味している。

 鐘楼は一時見張り塔として使用されていて高さは46m、下の部分は11世紀、上の部分は12世紀につくられたロマネスク様式の建築だ。

 元は壁全体に描かれていたフレスコ画が一部に残る。地下に降りるとローマ時代の遺跡を使用して作られた石柱の回廊があった。

 4つある旧市街地の入り口のひとつ プレトリア門から市街地へ。昔は鉄のゲートがあり門番がいたそうな。そのゲートの重みで数メートルもへこんだ窪みができていた。旧市街地は墓の跡で、城壁の外であったそうな。

 ローマ時代の円形劇場跡、かなり広い。現在修復中。

 10世紀ごろにつくられたカテドラル。入り口の壁画は15世紀ごろの制作で、聖母マリアの昇天を表現している。

 市街地の中心・シャヌー広場、きれいな模様の石だたみが敷かれていた。若者達のグループがあちこちに。わたしもジェラードを食べながらただぶらぶらと広場を散策した。

 現地ガイド アントネッラさん 細やかな説明をありがとうございました 

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