ハワイ島 (マウナケア山)



  2002.10.13(ハワイ島ーマウナケア山)

  天候 晴れ 


 旅行中にしてはゆっくりと7:20 起床。 8:45 ホテル発。

 ハワイ州道19号を北上、溶岩の脇にところどころ花が咲いている。黒い溶岩のなかで赤や白の花が一段と鮮やかに映えている。写真をとるため路肩に車を停めたいが、自転車に乗った人が集団で次から次へと通り、迷惑になるし、危険なため停めることができない。ハワイの人は日曜日になるとこれほど多くのひとがサイクリングを楽しむのかと感心した。

 あとから判ったのだが、1周間後の10月20日ににカイルア・コナ(Kailua-Kona  Kailua Bay)をスタート、エンドとするトライアスロン(swim 2.4マイル、bike 112.0マイル、run 26.2マイル)が行われることになっており、参加者がトレーニング中だったのだ。

 10:15 ワイピオ・バレー・ルックアウト Waipio Valley Lookout に到着。海からそそり立つ緑の断崖、ハマクア・コーストを眺める。眼下には黒砂の浜にコバルトブルーの波が打ち寄せ、左手の平坦な畑には緑に輝く作物が見える。持参のビスケットやチョコレートを食べながら、ベンチにしばらくたたずみ穏やかな風景を楽しんだ。

 10:45 ワイピオを出る。来るときはそれほどとも思わなかったが、道はきつい勾配で坂道を一気に下る。カーブが多いが視野一杯に海岸がひろがり美しい景観だ。

 開発されたリゾートよりも現地の人が行く海辺に行こうと寄り道をする。州道270号から入った SAMVEL M. SPENCER BEACH PARICは、綺麗な白砂と穏やかな入り江の海浜で、子供が楽しそうに泳いでいた。

 再び19号に戻り、一直線の道を正面にマウナケア山を見ながら、駆け下る。爽快なドライブだ。12:30ホテル着。海岸に出て、手ごろなレストランに入り昼食。その後海岸の店を覗きながらぶらぶらとホテルに帰る。

 14:30 マウナケア山 Mt. Mauna Kea を目指す。ホテルにピックアップに来た「
マウナケア山頂のサンセットと星空観測ツアー」の車に乗る。同行者11名中8名が千葉在住の偶然に驚き、自然と話はずみ親しくなった。州道200号に入ると道路は舗装はされているが、凹凸があり、車はアップダウンして激しく揺れる。

 16:35 オニズカ・ビジターセンターに到着。ここで高度順応のためにしばしの休憩、幕の内弁当と熱い缶のお茶で夕食。水のボトルと未持参者は防寒服を受け取って準備完了。17:25高度4205mの山頂に向かう。

 ここからの道路は未舗装で勾配も急、特殊仕様の4WDでないと登れないと聞いたので、レンタカーで来ることを諦めたのだが、簡易舗装され、乗用車セダンが何台も山頂に来ていて少し残念。ただ帰り道には灯かりがなく、カーブやアップダウンが多くて、道幅狭し、路肩なし、なのでまぁ無理をしなくてよかったなぁとの印象ではあった。

 山頂では日本の誇るスバル天文台の下まで行き、美しいサンセットを眺めた。今日のサンセットなら写真撮影の時に見ている日本の高原や山岳の日の入りとあまり変わらない。

 また寒さが強調されていたが、今の気温は4℃ということで、風がなければそれほどのことはない。(私は毎年開田高原でー10℃以上、時にはー20℃を経験しているので)。

 天候がすこし悪く曇り勝ちなので、雲間のある地点まで降りて星の観測を開始。まず40倍望遠鏡の準備中に、20倍双眼鏡で月の表面、クレーターを観測する。夏の大三角、白鳥座の星を中心にいくつかの星々を観察。青白い星、赤い星などがはっきりと見えて楽しい時間を過ごした。

 21:55ホテル帰着。23:00就寝。  本日の走行距離 216km


  2002.10.14 (ハワイ島)

 6:20 起床。7:45 ホテル出発。ガソリンを満タンにして、8:10レンタカーを返却。

 ハワイ島での走行距離 645km

 9:00 空港内で朝食。新聞やみやげを購入。搭乗前の検査は大変に厳しく、時間がかかる。今日はJALで乗客が少ないが、ホノルルやマウイではそのへんのことを考慮しておいた方がよさそうだ。

 10:45 コナ空港を飛び立つ。 

おりおりの熟年生活(ハワイ4島レンタカー旅行)