氷河特急とロマンチック街道・スイスアルプスの旅への申し込み
先日還暦を迎えた。2〜3年後には現役引退で、妻には世話になるなぁと、心の中をよぎった。仕事のやりくりをして、そろそろ奥さん孝行をしておくにしくはないと考え、妻に海外旅行に行こうかと、声をかけた。
夫婦ふたりの海外旅行は、勤続25周年記念休暇を利用していった12年前の「カナダ(トロント・ナイアガラの滝・カナディアンロッキー・バンクーバー・ビクトリア)」以来のことだったので、妻もすぐ話にのってきた。
行き先を相談しはじめたが、妻と私の意見が合わずなかなかまとまらない。どこかの国の国会のように、やむなくふたりの意見を足して2で割る折衷案でお互いに妥協した。
妻はドイツ・ロマンチック街道に行きたいそうだし、私はスイスアルプス中心にこだわった。そこでその両方に行く旅行で、かつふたり共既に訪れたことのあるパリとロンドンが含まれていない団体ツアーを探したところ、幸い一つだけ見つかった。
それが、JTB主催の「氷河特急とロマンチック街道・スイスアルプス10日間の旅」(1997.5.29〜6.7)であった。
このツアーは、訪問地の風光・景観が優れていたことは言うまでもないが、さらに添乗員・松本陽子さんの気配りの行き届いた適切な案内と、旅行メンバーの気さくな人柄で、和気藹々とした、愉快で記憶に残る旅行となった。
松本市から参加で新婚旅行の Sさんご夫妻、当日自動車で空港に向かう途中友人が事故にあったので、唯一ひとり参加となった愛知県からの O嬢、ビデオで動きのある映像を写してくれた宇都宮からの Sさんご夫妻、帰国後素人離れした写真を送ってくれた日野市の Aさんご夫妻、材木商を引退して悠悠自適、ご夫妻とも愉しいお酒の好きな葛飾の Nさん、落ち着いて上品な言動が印象的だった鎌倉からの Kさんご夫妻、 行動的で働き盛り・佐久市から参加の Kさんご夫妻、3兄弟のご夫妻が参加のいずれも Kさんの6人、みなさん全員がすてきな方だった。
お陰でたくさんの想い出をいただいき、ありがとうございました。松本さんはじめみなさんにお礼を申します。 |