レ ン タ カ ー の 借 出 し

 アメリカドライブは、到着空港でレンタカーを借りることから始まる。

 日本で予約を済ませてきた場合、レンタカー会社の窓口・カウンターで、借出し手続きと契約を済ませて車のキーを受け取り、指示された駐車場でレンタカーと対面、各種の操作をチェック。安全の確認が終わったら、いよいよアメリカドライブに出発だ。

レンタカー会社の窓口・カウンターへ

 到着した空港のロビーで「
Car Rental」の案内標識を探し、レンタカー会社の窓口・カウンターへ向う。

 レンタカー会社の窓口は、地方の空港では到着ロビー内や空港出口の近くにある。一方大都市の空港では空港の近くの別の場所にある。その場合は空港と窓口を行き来しているレンタカー会社専用のシャトルバス、あるいは公共機関の
Air Train などに乗車して窓口に行くことだ。シャトルバスとかAir Train などの乗車場所へは案内標識が導いてくれる。

レンタカー会社の窓口での借入れ手続き

 書類の提示

 窓口では、予約確認書(または予約番号)、パスポート、日本の運転免許証、国際運転免許証、JAF会員証(JAF割引利用時)、レンタル料金を支払うクレジットカード、Speedy Rental Form(ハーツで借りる場合。任意保険加入の有無を記入)
を提出する。

 複数人が運転する場合は、運転者全員の名前を告げて、全員のパスポート、日本の運転免許証、国際運転免許証を提示する。(未登録者が運転中の事故・トラブルは保険がて適用されない。

 契約書内容の確認とサイン

 提示した書類などに基づいて貸渡契約書が作成されるので、内容に間違いやミスがないかどうか確認してサインをする。

 契約書記載の内容は、車の車種、貸出日時・場所、返却日時・場所、契約した任意保険、レンタル条件、レンタル料金、支払いクレジットカードなどだ。

 サインが終わると、契約書1通と車のキーを渡してくれ、車の駐車場所を教えてくれる。

 その後、ドライブ地図をもらい、最初の訪問地までの道順(空港から主要道路に出るまで、ルートナンバー、ジャンクション、出口ナンバーなど))を聞いておくと運転がし易い。どこの窓口でも、地図上にマーカーで印やナンバーを記入しながら詳しく教えてくれた。


車の操作確認

 車の操作は慎重に確認しておく。市街地を走るときは故障しても助けを求められるが、郊外や砂漠地帯では車の通行は少ないので、トラブルが発生すると大変だ。

 ドアーの開閉は手動だ。キーを車の中に残したままで閉じるとひと騒動だ。

 シートを前後、上下、リクライニングし、適切な状態にセットする。

 シートが定まったら、ハンドル、アクセル、ブレーキを確認する。右足で操作するアクセルとブレーキの位置は、右ハンドル車と同じ感覚だから戸惑うことはない。

 車は原則としてオートマチックだ。シフトレバーはフロアシフト(日本で多いタイプ)かコラムシフト(ハンドルの根元からでているタイプ)だ。

 フロアシフトでは右手で操作する。コラムシフトは左手だが、レバーを手前に引きながら操作する。フルサイズをレンタルしたらこのタイプだ。中・大型車に多いようだ。

 サイドブレーキは、レバータイプとペダルタイプがある。いずれも日本の車と操作は同じだ。

 オートクルーズ機能(クルーズコントロール)は長距離の運転では必須の機能だ。通常はハンドルのところにあり、親指で操作できることが多い。

 この機能をセットすると、アクセルから足を離しても車はセットした一定のスピードで走りつづける。

 セットの仕方、追い越し後所定のスピードに戻す、解除(ブレーキを踏んでも解除される)などの操作を確認する。

 ハンドルを挟んだウインカーとワイパーの位置は、右ハンドル車とは逆になっている。車線変更時ワイパーが動いても慌てずに、右のハンドルを操作する。

 ウインカーが正常に働くかどうか、車の前後に立って確認する。

 ライトが正常に点灯するかどうか確認する。ビームの方法も調べておく。

 ミラーも動かしてみる。ドアーミラーは自動のケースが多いので、動かし方を確認しておく。

 ガソリンタンク・オープナーの場所と操作を確認する。車によっていろいろある。ガソリンの給油は無人のセルフスタンドのケースもあるから、これを操作できないと給油できないことになる。

 もし操作方法がわからないときは、営業所の従業員に必ず聞くことだ。

おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)