各 種 の 予 約 

 個人の自由旅行だからといっても、航空機は予約が必要だし、国立公園や景勝地にハイシーズンにいくのなら予約するのがベターだろう。レンタカーも日本で予約した方が安いらしい(レンタカー会社のパンフレットによる)し、日本語で予約ができるのでありがたい。


 大手旅行会社の利用

 レンタカー旅行の3回目までは、予約については大手旅行会社を利用した。航空券(予約または発券のみ)とホテルだ。

 大手旅行会社で予約したり航空券の発券をしてもらう利点は、海外旅行中にトラブルが発生した時に、24時間日本語で電話応対してくれるサービスを受けられることだ。これはこころ強い。

 航空券の予約でもうれしいことがあった。アメリカの シアトル〜カリスペル間で、1枚99ドルの4枚綴り回数券を見つけてくれて安く行くことができた。

 しかしデメリットもある。もしも都合で航空券を解約すると、航空会社に支払うキャンセル料とは別に大手旅行会社に解約手数料の支払いが必要だ。

 ホテルの予約は1週間以上かからないと結果がわからない。しかも予約できた時は手数料が結構高い。1ヵ所あたり2,000円だった。その上アメリカではホテルへの支払いを小切手でするそうで、その送料として5千なんぼとかいわれて、このときから自分でホームページから予約することにした。

 初めての旅行のときには、いくつかのトラブルもあった。いずれも大手旅行会社発行の予約書はもらっていたのだが。

 ソルトレイクでは予約が入っていなかったし、予約金も振り込まれていなかった。だからクレジットカードで支払わされたので、もし大手旅行会社から振り込まれたら破棄してもらうように頼んだ。

 ジャクソンホールシティでは、渡された地図と電話番号のホテルに行ったら、同名の80km以上離れたところのホテルだった。ここは2泊の予約だたが、大手旅行会社からは1泊の振り込みしかないとのことで、1泊分はクレジットカードで支払い、大手旅行会社から振り込まれたら破棄するように頼んだ。

 大手旅行会社に依頼すると、予約に日にちと手数料がかかり、トラブルがないわけでもない。いまでは自分が直接航空会社、ホテル・モーテル、レンタカー会社のホームページを開き、ホームページから予約をいれている。


 ホームページからの予約

 航空会社やレンタカー会社は日本語のホームページから予約ができる。ホテル・モーテルは英語だが、日本人の利用が多いところは日本語のホームページがある。

 ホームページアドレス(URL)は各州政府観光局発行の冊子・パンフレットの広告などで把握している。

 ホームページから予約すると、航空券やレンタカーは割引になることが殆どだ。ホテルも大幅割引(2ヵ月以上前の予約で 35%引きのホテルに宿泊したことあり)になることが多い。

 予約は送信後、数秒で完了の画面が表示され、さらに数分後にメールで確認書が送られてくるので、迅速に処理できる。

 支払いはクレジットカードで、航空券の受け取りなども不要だから、旅行会社に出かける必要がない。

 また、私が実際に経験したのだが、航空券をキャンセルしたときも、航空会社に支払うキャンセル料だけが必要だった。もしも旅行会社で発券してもらっていたら、旅行会社にも解約手数料 1枚につき1万円の支払いがかかったらしい。


 予約の順序

 予約の順序だが、国立公園内の宿泊施設は半年前には満室なっていることが多い。航空券は正規割引航空券ならば、通常は2ヵ月前でも空席がある。レンタカーは出発直前でも大丈夫だ。

 したがって、予約はホテルを済ませ、航空券を抑えて、最後にレンタカーの順番に行っている。

 なお、レンタカーを借りた地域からは遠く離れた地域に乗り捨てするときは、車種や時期によっては出来ないケースもあるので、乗り捨てを考えるときは先ずはじめに乗り捨てが可能かどうかが一番先に確認することだ。


 
 宿泊の予約

 国立公園の宿泊予約

 アメリカの国立公園の宿泊予約は、それぞれの国立公園のホームページからできる。

 アメリカの各国立公園にリンクしているのは、アメリカ国立公園局のホームページだ。
 http://www.nps.gov/(英語)

 このホームページから、それぞれの国立公園のホームページを開き、予約画面 Make a Reservation のページを開いく。

 予約画面を開くと空室状況が表示される。空室のある日、ルームタイプ、料金などだ。そこで希望日など必要事項を入力して送信すると、数秒もすれば、予約番号と予約完了と表示される。これで予約完了だ。

 その後5分ほどすると、予約内容が記載されたメールが送られてくる。旅行にはこのメールを持参して窓口で提示すると、会話不要だ。

 なお、イエローストーンやグランドキャニオン、ザイオン、ブライスキャニオン、デスバレー、クレーターレイクなどは Xanterra で取り扱っている。
 http://www.xanterra.com/default.htm(英語)

 実際の予約の仕方は「アメリカ中西部」の「旅行の計画と予約」に詳しく記載しているので、参考にしてください。


 国立公園周辺のモーテル

 国立公園内のホテルが満室であったり、国立公園内に宿泊施設がない場合は、近くのモーテルを予約することもある。わたしが良く利用するのは ベストウエスタン系のモーテルだ。

 このモーテルはJAF会員(AAA会員扱い)とか55才以上なら、AAA割引やシルバー割引とかで、WEBから予約できる。予約しておらず飛び込んだときでも、窓口で申しでると通常は10%値引きだ。
 http://www.bestwestern.com/
(英語)
 
http://www.bestwestern.jp/(日本語)

 最近 日本語のページを見たところ、英語ページでの予約の方法を詳しく説明したページ http://www.bestwestern.jp/reservation/english.html ができていた。

 モニュメントバレーにある有名な Goulding's も日本語のページができ、日本語で予約するページ http://www.gouldings.com/japanese/index.htm もあった。

 ここ2〜3年でホテルなどの日本語のページが増えてきている。


 ハワイのホテル

 ハワイのホテルは日本語のホームページから予約できるところもあるのでありがたい。
 http://www.bewalker.com/hotel/sheraton/
(日本語)
 http://www.outrigger-japan.com/(日本語)

 姪の結婚式のため2ヵ月以上も前に予約したのだが、35%引きだった。


  
航空券の予約

 正規割引航空券の利用

 航空券は格安航空券ではなく正規割引運賃を利用している。

 最近では、格安航空券も正規割引運賃も殆ど同じ値段だ。

 それに手数料を払えば、予約内容の変更やキャンセルもできるし、予約時に座席を決めることができるなど、自由度があるからだ。


 利用する航空会社

 日本とサンフランシスコといった往復のケースでは、日系の航空会社でもアメリカ系の航空会社でも差しつかえがない。

 しかしレンタカーを利用する旅行では、日系の航空会社が運行していない都市の空港を利用する場合がある。このようなときはアメリカ系の航空会社の利用が利便性でも運賃面でも便利で有利だ。

 例えば2003年の旅行で、成田〜サンフランシスコ(レンタカーで陸路移動)デンバー〜シアトル〜成田の航空運賃を調べた。

 日系の2社はホームページでは無理で電話で問い合わせた。いずれも改めて電話しますとのことになり、運賃はひとり15万円前後との回答だった。

 アメリカ系航空会社のホームページから運賃を調べるのに要した時間は約10分、運賃は全て込みで、ひとり8万円弱だった。

 旅行を中止したが前年の旅行でも同じようなものだった。成田〜デンバー(レンタカーで陸路移動)ラッピッドシティ〜シアトル〜成田。このときは旅行中止で解約したら、キャンセル料ひとり15,000円を差し引き後の金額が、クレジットカードを通じて返金されてきた。


 予約の仕方

 アメリカ系航空会社の日本語のホームページから予約のページを開く。

 搭乗日・空港、到着空港を入力していく。入力は簡単だ。送信すると画面が変わり、搭乗区間ごとに当日運行予定の全ての出発時刻と到着時刻が表示される。希望の時刻の便にチェックを入れて送信すると直ちに運賃が表示された。

 時刻を変えていく通りかの運賃を調べた結果、最終的に搭乗便を決め、支払い方法のクレジットカード(会社名、顧客番号)を指定して記入完了。

 それを送信したら数秒で予約完了の画面が表示され、予約番号と航空券は数日後郵送すると書かれていた。

 シミュレーションに時間がかかったが、それでも30分はかからなかった。

 なお、数分後にはメールで予約内容が記載された予約書が送付されてきた。

 全日空 
 日本航空  
 ユナイテッド航空(日本語)  アメリカン航空(日本語)
 ハワイアン航空(日本語)   アロハ航空(日本語)

 実際の予約の仕方は「アメリカ中西部」の「旅行の計画と予約」に詳しく記載しているので、参考にしてください。


 レンタカーの予約

 レンタカー会社

 レンタカー会社は何社かあるが、私はハワイを除き ハーツ Hertz を利用している。それはいままで一度も走行中にトラブルが発生しなかったこと、窓口の応対が親切で車の操作がわからなかったときは、車まで付いてきてくれて操作を教えてくれたことなどがあったからだ。

 ハーツの営業所は世界中に展開していて、過去に借りたり、返却したりしたい所には必ず営業所があって便利だった。また、日本語のホームページからの予約は、他社ではできなかった。(最近のことは調べていないけれども)

 ここでの説明は全て ハーツ Hertz のことを記載している。


 借入れの場所

 借入れは空港がベターだ。ダウンタウンで借りたことがあるが、車の通行量が多く、一方通行・右左折禁止もあって苦労した。空港で借りたらそれ程混雑していない。小さな空港なら車が殆ど見当たらなかった。

 空港で借りたら、トランクを車に積んでドライブ開始だ。重い荷物を持ち運びすることもなくて済む。


 予約の仕方

 ハーツ の日本語ホームページを開く 
http://www.hertz-car.co.jp/index.html

 JAF割引の話 http://www.jaf.or.jp/member/discount/herts/index.htm を読み、JAF会員割引番号CDP-ID#212809を確認する。

 「車種の案内」を見て車種を選ぶ。私はいつもフルサイズを選択している。

 海外旅行では、長距離を高速で運転すること、過酷な環境の場所でもトラブルが発生しないこと、荷物が多く大きなトランクであること、などの理由からだ。料金もコンパクトサイズと比較してそれほどの差額ではないし。

 乗り捨て希望なら車種は限定される。サンフランシスコ借り入れでデンバー返却のケースでは、フルサイズと4WDのスタンダードの2車種だけだった。

 車種を決めて、「予約&料金照会」のページにすすむ。借り出し日・場所、返却日・場所、支払いクレジットカードなどを入力して送信する。

 直ちに、料金の明細などが表示される。内容を確認してOKをクリック、数秒後に予約完了と予約番号の画面が現れる。数分後には予約確認書がメールで送付されてきた。


 Speedy Rental Form

 ハーツに電話 0120−489882 をいれ、「Speedy Rental Form」の送付を依頼。

 この Speedy Rental Form には「ハーツ各営業所の方へ  この書類は、お客様のレンタル時に必要な情報を書き込んでいただいたものです。」と記載されている。

 文章は、日本語と英語が併記されている。日本語に従って記入やチェックをする。それを現地で提示するだけで、必要な事項を通知することになるから、会話をほとんどしなくてすむ。英会話の不充分な私には重宝なものだ。

 内容は、氏名、パスポートNo.、住所、電話番号、日本の運転免許書番号、発行国名、支払い方法を記入する。

 保険の登録欄は、加入または不加入にチェックを入れる。保険の種類は、車両損害補償制度、搭乗者保険、携行品保険、追加自動車損害賠償保険、ガソリン代前払い制度だ。



 海外安全&快適ドライブガイドの送付依頼


 「Hertz Driving World」(ハーツレンタカーご利用総合案内)と「Yes ! I can Drive the World」(海外安全&快適ドライブガイド)も大変に役立つ冊子だ。これも送付してもらう。

 内容は 「空港に着いて、車借り入れまでの手順」 「契約書の見方」 「保険について」 「任意保険について」 「出発前のチェック」 「安全&快適ドライブのポイント」 「海外の道路標識」 「各国のドライブ心得」 「ガスステーション利用法」 「パーキングについて」 「トラブル処理」 「車返却の手順」 「利用明細書の見方」などだ。

 保険の具体的な内容については、 「ハーツレンタカー総合利用案内 Hertz Driving World」 に詳しくでている。

 「ハーツといっしょなら、世界を楽しく走れるー海外安全&快適ドライブガイド Yes! I can Drive the World」 も有益だ。アメリカなどの国別ドライブ心得、ガソリンスタンド利用法、トラブル処理などが詳しく説明されている。

 「ハーツレンタカー総合利用案内」などは、これから海外でレンタカーでのドライブ旅行を計画している方や、考えてみようという方には大変な参考になる
冊子で無料だ。

おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)