情 報 を 収 集 し よ う 

 観光情報の収集

 政府観光局

 海外の国や州の多くは日本に政府観光局を駐在させたり、民間に委託している。それらの政府観光局は、現地事情や現状に詳しく、さまざまな要望に対応してくれる。海外をレンタカーで旅行する際のアドバイスは、非常に有益で役立つから、おおいに活用しよう。

 日本語の観光案内の本、パンフレット類、宿泊施設・所在地、交通機関の時刻表などは観光局の窓口に行けば無料でもらえる。郵送もOKだ。(送料は無料または負担が必要なところもある)

 さらに詳しい英文で現地発行の観光案内書やパンプレット、資料なども用意されている。

 またビデオを備えていて、映像で紹介しているところも多い。旅行会社向けのビデオや See America Directory (モデルコース、距離、所要時間、観光地を観光するための必要時間などの詳細を掲載)を送付してくれた観光局もあった。

 
窓口ではさまざまな相談にのって、適切なアドバイスをしてくれる。(予約制の観光局や簡単な相談なら電話も可、電話は一切だめなどいろいろだったが)

 観光局の日本語ホームページも最近は充実してきた。イベント情報など最新の事柄もわかる。音楽祭があるなら前もって予約するか、その日の宿泊を避けたほうが無難だといった判断もできる。

 多くの観光局は東京など大都市にあるが、地方のケースもある。また名称も政府観光局ではないこともある。

 日本語のホームページのあるアメリカの各州政府観光局のホームページURLは次のとおり
政府観光局名 ホームページURL・電話番号
世界の政府観光局 http://www.townnet.com/Sightseeing/
visitors_bureaus/index-j.html
海外政府観光局リンク集 http://www2s.biglobe.ne.jp/~y-takagi/tabijitaku_4.htm
アリゾナ・ユタ・ワイオミング
3州政府観光局
http://www.uswest.tv/
042-549-1454
モンタナ州政府駐日事務所 http://www.bigskyjapan.com/
コロラド州政府駐日事務所 http://coloradojapan.org/
03-5272-1041
シアトル・ワシントン州
政府観光局
http://www.tabifan.com/Washington/
カリフォルニアツーリズム
インフォメーション
http://forum.nifty.com/fworld/california/
政府観光局 03-3352-6101


 アメリカ国立公園局のホームページ

 英文だがアメリカ国立公園局のホームページは、全米の国立公園とナショナル・リフレクション・エリアにリンクしている。このホームページから、希望の国立公園のホームページを開くことができる。

 アメリカ国立公園局 http://www.nps.gov/

 さまざまな情報が詳しく載っていて、計画をつくる上で非常に参考になる。

 宿泊予約のページとか、山岳道路の開通情報とか大変に重要なことも記載されていて、貴重なものだ。

 例えばヨセミテ国立公園の山岳道路の開通状況は次のページで確認できた。
 http://www.nps.gov/yose/trip/tioga.htm (過去20年間の開通日) 
 http://www.nps.gov/yose/now/tioga.htm#factors (今年の除雪状況・開通見込)


 駐日大使館付設図書館

 オーストラリア駐日大使館には付設図書館があり、オーストラリアに関する日本語や英語の本が自由に読めるようになっていた。貸し出しもOKだった。

 観光にかかわる本や写真集、道路地図なども大量にあって大変に役立った。日本の旅行案内書にでていない「絶景地 ナラボー平原」や「ユークラの砂丘」のことを読んだり、写真を見たり、行き方などを知った。

 もし「もう一度だけどこか希望の所に行かせてあげる」といわれたら、ナラボー平原に行きたいねと私と妻は話ている。それほど気にいったところを図書館で見つけたのは実に幸せだったというべきだろう。


 書籍・写真集

 書店で市販されている書籍や写真集も利用している。ダイヤモンド・ビック社の「地球の歩き方 アメリカの国立公園」などが最も利用価値があった。

 この出版社からは地域別の本の他、「地球の歩き方 アメリカ・ドライブ」などレンタカー旅行に必要な知識を集約した本も発行されている。私は旅行の度にこの本を読み返している。

 大自然が大好きの私にとっては、ナショナルジオグラフィック社の「THE NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVELER オーストラリア」などが大変に役立った。日本の書籍とは切り口が違うのだ。

 ショッピングや食事の記事はないが、日本の本には殆ど記載されていない本当にすてきでかくれた景勝地などが紹介されている。

 サウスダコダ州やユタ州などの旅行を計画したことがあった。政府観光局から送ってもらった資料で、いくつもの景勝地が有名な映画の撮影地であることを知った。

 その際は「スクリーンで旅するアメリカ」(岩本祐子著、株式会社メタ・ブレーン発行)を購入し、朝日新聞社が発行した映画撮影地100地点の写真集(題名は忘れた)3冊を隣の市の図書館で借りて読んだ。


 ホームページ

 ホームページも有力な情報収集源だ。知りたいことを入力して検索する。多くのヒットがある。その中からいくつかのサイトを開く。

 つい最近までは旅行書に載っていなかったアメリカの デッドホースポイントとかアンテロープキャニオンといった場所が、計画しているコース中にあることをホームページで知った。

 どのような観光地なのか、道順はどのように行くのかなどについて、数名の方にメールで問い合わせた。いずれの方からも詳しいご返事をいただいてぜひ行きたいと考え、早速計画に加えた。

 オーストラリアの ナラボー平原 は25年ほど前までは自動車で横断しても現地の新聞記事になったと本で読んだ。1,200km以上もの間、人も殆ど住んでいないとも記載してある。

 そこで現地を旅行したライダー数名の方に、道路、給油、食料・水の購入、宿泊などなどの状況を教えていただきたいとメールしたら、適切な内容のご返事をいただいた。

 コロラド州のロッキー山脈国立公園やデンバーに行く予定を私のホームページに載せた。そうしたら コロラド山奥在住の日本人女性から、北米で一番高い舗装道路のMt.Evans道路のことについてメールをいただいた。

 ここはまだ日本では知られていないが、花や紅葉がすてきで数年後には日本でも人気がでるでしょう。ぜひ訪れるように勧めますとのことだった。

 早速一泊して訪れる計画にした。6月中旬現地に着いたが、あいにくとまだ除雪が完了せず、道路が未開通で残念な思いをしたのだった。


 
道路地図の入手

 JAFから購入

 JAF(日本自動車連盟)ではアメリカ、カナダの道路地図を販売している。この地図はAAA(アメリカ自動車連盟)発行で、各州別(主要都市を含む)や地域別、全米などの種類がある。

 地図には主要地点間の距離と所要時間が記入されていて、計画を作成するのに大変に役立った。また隣接する2地点の距離は地図上に記載されている。

 観光地訪問だけなら、いままでの旅行ではこの地図だけで十分だ。国道や主要州道が記載されていて、この他の道路は走らなかった。

 国立公園や観光地などの詳細地図は、それぞれの入口でもらえるので、それで十分だ。

 サンフランシスコやデンバー、シアトルなどの市街地図は到着した空港のインフォメーションで入手できた。

 JAFからの購入値段は、会員は一部250円、非会員は1,000円で送料が別途必要だ。

 JAF http://www.jaf.or.jp/


 書店で購入

 紀伊国屋とか丸善では店頭で販売しているのを見たことがある。実際に購入したことはないが、これらの地図で十分に利用できると思えた。値段は1,000円を超えてすこし高めの印象だ。


 政府観光局からの入手

 政府観光局からもそれぞれの州の地図を送付してくれた。しかしこれらの地図は道路の距離や2地点間の距離が記載されていないものが殆どで、レンタカー旅行の計画用としては役立たなかった。


 ホームページからの入手

 アメリカの道路地図はホームページからも得られる。

 http://www.mapquest.com/

 表示されたトップページの Get Map をクリックすると地図が表示される。縮尺は10段階あり、希望の縮尺に変更できる。Big Map をクリックすると地図が大きく表示される。 

おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)