旅 行 計 画  を つ く る

 行き先を決めよう

 レンタカーで走る自由旅行だから、計画をたてずに気が向いたところで、のんびりしたり宿泊したりしたい。だから特別に旅行計画などはつくらないという考え方もある。

 大都会でホテルやモーテルが多く、宿泊当日の夕方に到着しても空室があるようなところなら予約は不要だ。

 しかし国立公園の暮れなずむ景色を楽しみ、早朝の情緒豊かな風景を見たいから国立公園内に宿泊したいと考えるのなら、前もって予約することが必要だ。

 それは国立公園の中の宿泊とか、絶景の景勝地付近の宿泊は何ヶ月か前に予約で一杯になるからだ。キャンセルが出て宿泊当日に空き室があったなどという幸運が無いわけではないが、これは稀なケースだ。

 事前に予約をするためには、おおまかな旅行計画をつくることがレンタカー旅行には必要だし、また楽しいものなのだ。


 旅行計画は数ヶ月前までに作成しよう

 国立公園の中にあるキャンプサイトにキャンピングカーを泊めるのなら、まだ比較的空いている。しかし乗用車やRV車で周遊するのならホテルかモーテルに泊まることになる。

 国立公園の中の宿泊施設数は、自然保護のこともあり訪れる人数に比べて部屋数が少ない。ハイシーズンなら人気のある国立公園のホテルや付近のモーテル、キャビンなどは数ヶ月前に満室になることが殆どだ。なかには宿泊施設のない国立公園もあるほどだ。

 したがって満足の行くレンタカー旅行を考えるのなら、数ヶ月前にはおおまかな旅行計画を作成したいものだ。


 何を参考にするのか

 学生時代に歴史で学んだ場所に行きたいとか、映画で見たあの場所に立ってみたいとか、行く先が初めから決まっているなら、悩ましいことはない。

 もし行き先が決まっていないのならば、歴史的建造物や美術などに関心があるのか、大自然にこころ惹かれるのか。まず自分の興味あるものをはっきりとさせることだ。

 それぞれはまた、アメリカ、中国、東洋、ヨーロッパで趣が異なるし、なかなか決めかねるかもしれない。

 そのような時は旅行書籍が役立つ。レンタカーや鉄道、バスなどを利用して旅行しようとする人を対象とした本が、書店の旅行コーナーに並んでいる。

 一般的なことを知りたいのならば JTB社の「JTBのフリーダム (地名) 自遊自在」だろう。個人旅行の自由さをさらにもとめるならば、ダイヤモンド・ビッグ社の「地球の歩き方 (地名)」や、昭文社の「個人旅行 (地名)」がある。

 これらの本は観光地の案内もあるが食事、ショッピングなどの記載が多い。(充実しているというべきかな)

 日本の旅行書に載っていない景勝地などを希望するなら、ナショナルジオグラフィック社の「THE NATIONAL GEOGERAPHIC TRAVELER (地名)」だ。日本語の記事と世界的に有名な写真家が撮影の写真が美しい本で、アウトドア派の私には最も参考になる本だ。。

 ある程度行き先が絞り込めて具体的な地名・国立公園名などが浮かび上がってきたら、国立公園の名前を入れてホームページで検索する。

 さまざまな情報が記載されているし、いっそう詳しく知りたいことがあればメールで問い合わせる。私が問いあわせてご返事がなかったケースはない。本当に皆さんは親切だ。

おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)