ナ イ ア ガ ラ


 ナイアガラ・フォールズ Naiagara falls ではカナダ滝とアメリカ滝が見える部屋を前もって予約した。部屋に入り窓のカーテンを開ける。天候が悪く暗闇のような風景に突然一条の光が射した。アメリカ滝と後背の風景が夕日に照らされて浮かび上がっている。慌ててカメラをだして1枚撮影。

 翌日は早朝にテーブル・ロックに出かける。弓なりになったカナダ滝、豪快に流れ落ちる豊富な水量、立ち上る水煙。いずれも朝日に映えて薄いピンク色に染まっている。この広い場所で出会ったのは2名。早朝の美しい風景を楽しんだのは私たち夫婦を含めて僅かに4名だった。

 最も人気のあるアトラクション・霧の乙女号。滝つぼの間近くまで接近する。水煙の中に入ると船はうっすらとしか見えなくなる。

 アメリカに入国、ゴート島のテラピン・ポイントへ。カナダ滝の豪快な流れが真横だ。しかし滝の姿はカナダからの眺めに劣る。でも虹の中を通過する霧の乙女号はカナダからは見えないだろうな。

 続いて 風の洞窟ツアー を体験した。岩場に組み立てられた滑りやすい木製のデッキを歩く。アメリカ滝をほぼ真下から見上げる。すさまじい水量に圧倒される。落下した水はデッキの上を流れていく。
迫力満点だ。

 地上160mの展望台、スカイロン・タワーへ。展望デッキからはカナダ滝とアメリカ滝の両方が視界に入る。スケールの大きな風景だ。

 夜、ライトアップされた滝を見物にでかける。暗闇の中アメリカ滝は自然の光に浮かんでいるようで幻想的な雰囲気が漂う。しばらくすると赤・青・黄などに彩られた。派手すぎて写真を写す気にはならなかった。

 カナダ滝も色彩豊か。時々色は入れ替わるのだが、自然な光に照らされることはなかった。ホテルからの道順でアメリカ滝からカナダ滝に行くのだが、アメリカ滝でしばらく時間を過ごさず直ぐにカナダ滝に向かえば自然な光も見られたのだろうか。

撮影日 09.10.7〜10.8

 カナダ レンタカー旅行