ピ ナ ク ル ズ  
         
                     
         
         

 ピナクルズ Pinnacles を9年ぶりに訪れた。ピナクルズの風景は変わっていなかったが、観光のための整備で、ピナクルズへの道やピナクルスの周遊道路の大変貌には驚かされた。

 ピナクルズに着くと一方通行で4kmの周遊道路が整備され、セダンで走れる。以前は穴ぼこの道で4WDでなければ通れなかったのだ。また駐車スペースもなかったが、大きな駐車場も出来ている。

 それにビジターセンターもあったし、無料だった入場料も車1台11ドルを徴収された。いまや観光ポイントとして大人気の場所になっているのだ。

 それにしても砂漠に林立する柱状の尖塔(ピナクル)はどのようにしてできたのだろうか。雨と水それに風化作用のなせる技といわれているそうだが。

 この自然が作り出す不思議な光景、尖塔の高さは数センチから大きなものは5mほどのものもあるとのこと。奇怪な尖塔が林立している景観を見れば、「荒野の墓標」と呼ばれている訳が理解できる。

 前回訪れたときは二人だけの静かな場所だったが、小型のバスや車が何台も入り、どちらを向いても人がいる。1.2kmの遊歩道を散策している人も多い。

 展望台に上る。しっかりした木製の階段とベランダになっている。以前は小高い場所が展望場所になっていたが、崩れてきたので近くに新しく作ったとのこと。

 所々で車を停める。青空と雲に覆われた空、太陽の光は射したり、翳ったり。お蔭でピナクルズは様々な表情を見せてくれるので、興味が尽きない。

 日の入り寸前は太陽が尖塔にあたり、生きいきと輝く尖塔と美しい風紋の赤土とできれいな光景を見せてくれた。太陽はインド洋に沈みながら尖塔をシルエットで浮かべ、美しい景色を暗闇の中にとじこめっていった。

 サーバンテスとの道は以前は未舗装だったが、新たに舗装道路が建設中で、その道を通って往復した。またその道はランセリン砂丘とつながる道で、2010年9月24日の開通後は、ランセリンとの所要時間が半分の1時間程度に短借されるとのことだった。

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