グランドティートン国立公園 レンタカー旅行記


 98.6.22

  天候 晴れ (雲多い)  午後遅くから 小雨

 今日はグランドティートン国立公園を周遊する予定だが、昨日のレンタカー旅行初日の気疲れと宿泊のことのばたばたで気分がすぐれない。8:30起床、朝食は食欲がないので抜いた。

 10:30ロッジを出発する。走りはじめると、広大な牧場に太い丸太の柵があり、その先のはるかなティートンと一対にみると、映画シェーンの一場面のようだ。国立公園内ではないが捨てがたい景色で、このロッジに宿泊したことは結果的には正解だったようだ。

 後になって知ったのだが、この道はシー二ックバイウェイのひとつだった。シー二ックバイウェイとは風景などの優れた道のことで、地図にも明記されている。これを知ってからは、出きるだけシー二ックバイウェイを選んで車を走らせるようになった。

 ほどなくグランドティートン国立公園に到着。 ジャクソンレイクロッジのすぐ手前の木立に囲まれた広場で、1頭の エルク が草を食んでいる。5mも離れていない。宿泊客なども通行するところに、悠然としているのには驚いた。ごく近くの私たちを無視して食事に没頭している。幾ばくかの時間が経過して満足げに頭を持ち上げ、ゆっくりと後ろに向きをかえて何事もなかったかのように去っていった。

 11:30 ジャクソンレイクロッジ Jackson Lake Lodge に着く。広く、やや暗めの照明のロビーを通り、大きな1枚ガラスの前に立つ。窓を額に見立てた美しい絵画になっている。ジャクソンレイクを前景にティートンがすてきな印象で迫ってくる。外にでてぶらぶらと散策を楽しむ。予約がとれなかったから仕方がないが、ここにも宿泊したかった。12:30ロッジ内でスープの昼食、妻は昼も食べず。

 13:00ロッジを出て、13:20 コルターベイヴィレッジ Colter Bay Village に着く。マリーナの桟橋につながれた白いボートが、風景を一層際立てる。曇り空になり山がすこしくすんできたが、それでもひきつけられる。

 14:30コルターベイを出発、14:45 オックスボーベンド Oxbow Bend  に到着。小雨が降りはじめ、おすすめの展望台との実感はない。明日以降の再開を期待してそうそうに立ち去る。

 昨日走った ティートン・パーク・ロード を再び楽しむ。雨模様のティートンや平原のまた美しい。16:30ムースに近い ドーナンズ に。夕方の川下りを考えていたが、強風のため催行がはっきりしない。川下りは日を改めることにした。

 「シェーン」の景色を見るため アンテロープ・フラット・ロード Antelope Flats Rd にはいる。舗装はしてあるが、大きく掘れた穴があり、車輪がはまればひと騒ぎにあるだろう。注意深く運転する。しばらくして崩れかけた小屋がみえてきた。映画のシーンが懐かしく思い出される光景だ。雨と夕方の天候だったのは、いささか残念だった。

 ジャクソンロッジに立ち寄り、26日の川下りを予約、19:10カーボイビレッジに帰り着く。


  98.6.23

  天候 雷雨

 6:00起床、体調がおもわしくないので、すこしゆっくりと朝の時間を過ごす。チェックアウトの清算時、予約金は1泊なので、残りの1泊の支払いを請求された。旅行社からの予約FAXを見せられたが、確かに宿泊は2泊、予約金は1泊分となっている。仕方がないので、FAXのコピーを貰い、旅行社から2泊分を受領したら放棄してもらうことにして、カード支払いにサインをした。日本出発前に宿泊代全額は支払済みだ。やれやれ大手旅行社に依頼したのだが、何でこんなに手違いが多いのかなぁ。

 8:30ロッジを出発。途中、US−26、オックスボーベンドに立ち寄る。10:05コルターベイで休憩、お昼前にグランドティートンからイエローストーンに入る。ルイーズ湖は雨のため車の中からしばらく眺めた。 

イエローストーン・グランドティートンレンタカー旅行

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