ホ ワ イ ト サ ン ズ 国 定 公 園

ホワイトサンズ国定公園
  
White Sands National Monument

 昼間に訪れたホワイトサンズは青い空、白い砂丘、様々に描かれた風紋、陽あたりと日陰とのコントラストが美しい。しかしあまりの暑さのためか100近くはあろうと思われるバーべキュウの炉にも人影がなく静かな雰囲気だ。

 以前行ったオーストラリア・ユークラの純白の砂丘は殆ど訪れる人がいないし、広大な砂丘には目印もなく、帰り道が分からなくなり困惑したことがある。 ホワイトサンズは有名だしまぁそのようなことはないだろうと見当はつけていた。しかしここも同じことかも知れないなと思ったりもしていたが。

 夕暮れになり砂丘が薄いピンクに彩られはじめたころ、レンジャーによる子供たちへの勉強会が行われている。三々五々集まってくる人、家族ずれや若者ふたりなど。砂丘にクーラーを担いで上って行く姿があちらでもこちらでも。数多のバーべキュウーの炉とベンチも空きが見当たらない。バスも2台きているよ。

 実に皆愉しげだ。日中は暑いが夕方には幾分涼しくなっている。我々も夕食をしながら移り行く光景を楽しむことにした。砂丘の真っ白な様子はどちらとも甲乙つけがたいが、訪れる人の数は断然こちらが多い。地元の人だけではなく観光客にも大勢出会った。

 満月でピンクに輝く砂丘の美しさは格別とのこと。18日は満月、月の出は20時42分、だが生憎月が雲に隠れてその光景は見ることができず、19日は月の出が21時28分 月が空に昇る前の21時45分ごろレンジャーが車で巡回しながらスピーカーを砂丘に向けている。間もなく閉門するから帰り支度をして公園を出るようにと。

 ここはミサイル発射実験の場所になっているそうな。19日の朝は通常7時開門が、ミサイル発射実験のため10時15分開門となっていた。なお閉門は22時。

 説明書によると 地球大自然の不思議さに驚かされる ホワイトサンズ国立モニュメント は 700平方キロに及ぶ世界最大級の砂丘で、東京都の三分の一の広さです。砂丘は白い砂で強い風の影響を受けて常に姿を変え、時には30mもの高さにまで及びます。写真愛好家には必見の世界です。

 帰りの空港エルパソの待合室で我々以外に3名の日本人、何やら大きなジュラルミンの箱を持っている。話をしたら日本テレビとのこと。満月の夜のホワイトサンズ取材で訪れた。7月に放映する。番組名は土曜日夜の「世界!弾丸トラベラー」とのことだった。

 日本テレビ「世界!弾丸トラベラー」でホワイトサンズが放映されたのは、2008年7月19日と26日午後11時30分からだった。トラベラーは梨花さん、ホワイトサンズの紹介は 琵琶湖よりも広い奇跡の白い砂漠 となっていた。

撮影日 08.6.18〜6.19
場 所 ホワイトサンズ国定公園

アメリカ南西部旅行