モ ニュ メ ン ト バ レ ー

モニュメントバレー
 
  Monument Valley

 国道163号を南西にメキシカン・ハットから モニュメントバレー Monumnt Valley に向かう。青空の下赤茶けた荒野が広がる。遠くにビュートが見えてきた。丁度車を停める駐車スペースがある。ここでしばし休憩して、絶景を堪能しよう。。

 モニュメントバレーに到着、写真でよく見る風景 並んだ3つのビュートが目に飛び込んでくる。ここは夕日の時の楽しみに残しておこうと、未舗装のバレー・ドライブに進む。

 ビジターセンターからは坂を下る。ビュートに近付き下から見上げると映画の登場人物のような気分になる。映画で見た騎兵隊やインディアンはビュートに比べて
本当に小さかったと。大きなビュートは高さが300mもあるそうな。

 日が傾きはじめビュートの隙間から陽が漏れる。そろそろビジターセンターに戻らないと3つのビュートと2つの岩が夕陽で真っ赤に染まる光景が見られなくなると先を急ぐ。

 既に数名の人が。写真撮影の三脚も立ちはじめた。左から赤い色が浮かび上がってくる。5年前にも見ているのだが、何度見てもすばらしい景色だ。陽が沈む。空の色彩が豊かになる。立ち去りがたく、持参のコーヒーをポットから注ぎクッキーを食べながらしばらく時間を過ごした。まわりにも大勢の人が愉しそうに語らっている。

 早朝モニュメントバレーに向かう。開門は6時とのこと。やむなく手前で夜明けを待つ。日の出が近づいてきて群青の空が次第にオレンジ色に輝きだした。幻想的な風景だ。5年前に見たグールディングス・ロッジからの眺めと同じようにすばらしい。

 6時開門と同時にビジターセンター前に。左の手袋 Left Mitten から太陽が顔を出している。慌てて動き太陽の位置を決める。何時ものことだが太陽の動きは早い。

 再びバレードライブに。太陽を追いかけているようだ。いくつかのビュートの影から太陽の姿が覗く。朝の清々しい空気で、美しさがいっそう引き立つ。何ヶ所にも車を停めてモニュメントバレーを楽しんだ。

 現地に自分の足で立って、西部劇で見た感動とは異なる本物の感激を、みやげに持ち帰ることができた。

 モニュメントバレーは観光客受け入れの整備が進捗し、訪問客も増えてビジターセンター付近の様子は様変わりだった。ビジターセンターは新築した大きな建物になっていたし、その横で建築中の宿泊施設は8月オープンとなっていた。朝夕の絶景も宿泊施設の窓から身近で見られることになり、観光客にとっては喜ばしいことだろう。ただ朝夕の混雑しない静かな環境が良かったのだが。

撮影日 2008.6.8〜6.9

アメリカ南西部旅行