ヨセミテ国立公園 写真集  
      YOSEMITE NATIONAL PARK


 ヨセミテ国立公園 
Yosemite Nationl Park は見所が多く美しい風景で出迎え楽しませてくれた。ヨセミテバレーの周遊路を朝夕にドライブして写真を写した。

 爽やかな早朝、やわらかな青空に巨岩が浮かぶ。新緑の若葉で樹木が美しい森林を形つくっている。巨岩と森林が川にやさしく反映する。散策の途中僅かに数名の人に出合っただけ。静かな ヨセミテ国立公園 ( Yosemite Nationl Park ) の平穏な朝を楽しむ。

 雪解けの豊かな水は大きな瀑布となって力強く流れ落ちている。春の光は巨岩にさえぎられてまだヨセミテ滝にはとどかない。黒い岩肌に、ヨセミテ滝の白さがはっきりと見える。

 昨日カリフォルニア州道120号からトンネルを越え、ビューポイントからはじめて見たヨセミテバレーは、その象徴のハーフドームとエルキャピタンの巨岩の遠望だった。

 バレービューの橋の上からは、水量の豊富な滝と渓谷のマーセドキャニオン 
Merced Canyon の景観を眺めた。

 すざまじい勢いで落下する ネバダ滝は、6月の中旬になると涸れて流れがなくなってしまうと聞いて驚いた。

 ブライダルベール滝 
Bridalveil Fall は、花嫁のベールのようにしぶきを白く吹き上げるそうだが、今は落下の勢いが強すぎてそのような面影はなかった。

 
Swinging Bridge 近くで見た マーセド川 Merced River に映る ヨセミテ滝 Yosemite Fall の端正な美しさ。瑞々しい新緑との対照を忘れることはないだろう。

 切りたった岩山から激しい水煙をあげて大量の水が、豪快に一気に落下していく。丸2日間で数回訪れたが、川に反映していたのは、このときただ1度だけだった。

 ヨセミテ滝は3段になっているが、合計すると700mを超える落差があるそうだ。この滝も秋には涸れてしまうというから
、春の雪解け水は本当に大量なのだなぁ。

 エル・キャピタン EL Capitan や ハーフドーム Half Dome の眺めも壮観だ。いずれも大きな山塊だ。

 ハーフドームはどっしりと貫禄のある優美な姿をしているし、エルキャピタンは垂直に切りたっていて力強い容姿だ。ロッククライマーが登攀しているのが遠望できた。

 ハーフドームは高さが1,443mもあるそうな。エル・キャピタンも941mの一枚岩だ。

 日没のかなり前に Sentinel Bridge に行った。ここからは、ハーフドームとマーセド川との取り合わせが最高とかで、人気のポイントだ。既に三脚を立てたカメラマンで、橋の欄干側はいっぱいで、撮影する場所がなく、写真は写せなかった。

 夕陽に赤く燃える ハーフドーム は、宿泊をした Curry Village の近くで、刻々と変化していく美しい様子を拝見した。

 この時期の ヨセミテは多種類の花があちこちで咲き誇っていた。

 道路際で写しただけでも10数種もある。

 夕刻 マーセド川に沿って州道140号を往復したが、その途中にも色とりどりの花々が満開だった。

 
同じく州道140号の Wildcat Fall は白い霧のような飛沫を高く上げていて、この滝がブライダルベール滝ではないかと思ったほどだ。



 当初5月28日に タイオガロード Tioga Road を通ってデスバレーに行く予定だったが、開通が31日になった。またグレーシャーポイント Glacier Point への道も未開通だ。いずれも絶景ポイントだそうで、行くことができず、幾分心残りとなってしまった。

 ヨセミテの風景は、私を楽しませてくれて強く印象に残る。写真にうまく写し撮れなかったが、濃淡とりどりの新緑は魅力あふれるものだった。

 澄みわたった青空、豪快な滝の数々とマーセド川の清流、見上げる岩山、風光明媚は日本と同じだが、そのスケールはあまりのも違いすぎた。

 ヨセミテの散策と写真撮影を本当に充分愉しんだ。

 遺憾だったのは、ビッレジ付近の混雑とキャンピングカーなどの車が巻き起こす大量の砂埃だ。アメリカの国立公園では経験したことがないものだった。

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