ワシントン大学卒業式

 ワシントン大学卒業式写真集

 ワシントン大学 University of Washington は、アメリカ西海岸の
ワシントン州シアトルにあり、敷地は美しいワシントン湖に面している。

 学生数4万人、アメリカの西海岸では2番目に古い歴史の総合大学で、「ヘンリーアートギャラリー」や美しいキャンバスなどで、訪れる観光客も多い。

 03年6月14日(土)、同大学のハスキースタジアム(アメリカンフットボール兼陸上競技場)で、大学院・大学合わせて約7,000名の卒業式が挙行された。

 はじめに、卒業生が大学院(博士課程・修士課程)、大学(学士)の順に、2つの入口から入場、ホームストレッチまたはバックストレッチを行進して、所定の席に着席した。

 入場してくる学生は、博士・修士・学部毎にガウンやタッセル(帽子にぶら下げている飾りの房)の色が異なり判別がついた。

 ガウンや帽子は統一されているのだが、足元に目を移すとてんでばらばら。正装の靴を履いている学生も僅かにいるが、多くはサンダルなどのくだけた履き物だったのは意外だった。

 みな喜びを満面に浮かべて、家族の方に手を振ったりするのだが、なにせ学生は大勢で、家族が気づくのは大変だ。

 そこで半数ぐらいの学生は目印を頭の上にのせたり、鯉のぼりを手で高く掲げたり(写真は人かげになって写せなかった)とそれぞれが工夫を凝らしていた。

 とにかく人数が多いので、学生の整列開始が13:00、入場開始が13:30、着席終了が14:00だった。

 大学院の学生は着席後卒業式開始までの時間が30分近くあるので、着席後家族に携帯電話をかけて自分のいる場所を知らせ、あるいは立ち上がって手を振ったりしていた。

 卒業式の始まりは、壇上に教授が着席、その後大学首脳陣が入場、アメリカ国歌を合唱した。引き続いて祝辞が数名の方からあり、15:05終了。いよいよ卒業証書の授与だ。

 博士課程修了者は名前を読み上げられて、左右の通路から同時に2名が登壇
、卒業証書が手渡された。

 修士課程修了者は名前を読み上げられて、左右の通路から同時に4名が登壇、卒業証書が手渡された。

 学部卒業生は課程毎にグループで登壇、ひとりひとりに卒業証書が手渡された。

 学部卒業生は帽子の房が白で目立ち、何とも壮観だったので何枚かその写真を写した。炎天下に着席後2時間以上経過してもまだ卒業証書が授与されるまで時間のあるそのグループは、やや退屈した様子がみえだし、何人かはおおきくあくびをしている様子が目についた。

 16:30 全員に卒業証書の授与が完了、サイレンが高らかに長く2回鳴動して、卒業式は終了した。

 ここで全員がタッセル(帽子にぶら下げている飾りの房)のついた帽子を天に向かって投げ上げるかと思っていたが、ぱらぱらとしか飛び交わなかった。

 後で聞いたところガウンなどは貸衣装で、帽子も返却するものと考えて躊躇したそうな。ところが帽子とタッセルは返却不要と知って多くの学生が残念がったとのことだった。

 卒業式終了後は、家族もグランドに降りることができたので、あちらでもこちらでも家族や友人と記念の写真を写しはじめた。皆幸せそうな表情だ。声をかけて写真を撮らせてもらうことにした。

 家族がそろって嬉しそうに撮っている。修士課程のお母さんが子供と一緒に並んで微笑んでいる。レイがいっぱいの学生はにこやかに卒業生と話ていた。ふたり同時に卒業の恋人だろうか、人生最高の日とばかり体全体で歓びをあらわしていた。

         

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