シアトルSEATTLE・ワシントン大学卒業式・帰国


  6月13日  雨

 6:20 起床、娘と雑談しながら 8:20 朝食。

 特にシアトル観光をする予定もないので、9:50 家からバス乗り場に行き、ダウンタウンに向かう。前回のシアトル訪問時はマイカーで移動したので見えなかったが、今日バスから見えるスペースニードルの屋根は、赤と白の模様だ。バスも新しい発見がある。

 パイクプレイスマーケット Pike Place Market の周辺をぶらぶらと歩く。娘がシーフードの美味しい店があると。

 11:40 シーフードの店 Etla's に入る。10分もしないうちに満席。人気が高そうだ。
何がお勧めかとたずねたら「まぐろのカレー」とのこと。いままでに食べたことはないが、それに決めた。

 「まぐろのカレー」を一口食べる。案外いけるぞ、美味い。酸味のきいた、脂っこいのだが、その割にあっさりとした味だ。なかなかいける。人気があるのもわかるなぁ。

 食後スターバックス1号店に。この店でしか販売していないコーヒーを土産に購入。1号店だけで使用されている茶色のロゴが印刷されていた。その後中心部をしばらく散策した。

 13:45 バスに乗車、娘の家に向かう。行きの下車時にもらったトランスファーを提示したら、料金は不要だった。デンバーでもそうだったが、ダウンタウン内は無料だし、一定時間以内だと帰りも無料だ。バスの運賃は日本よりも安い。

 帰宅後ベルビューに向かう。大変に評判の高いチョコレートの専門店があるそうで、お土産にどうかと。少し高いようだが、試食をすると確かに美味い。いくつか購入した。

 ワシントンD.C. から来る予定の娘婿から電話。嵐の影響で機体繰りが着かず足止め中、到着時刻は全くわからないと。結果的には6時間以上遅れて真夜中過ぎて到着したそうな。到着時刻がはっきりしなかったので、お先に失礼とやすんでしまったのだ。

 17:25 雨があがったので、再び湖畔を歩く。そうだフィルムがは水没してものしかない。明日のために購入しておこうとゼネラルストアーに行った。

 今日は土曜日だ。プールに子供達が大勢きている。野球をする人、ポップコーンをたべながらその試合を見物する人、ワシントン湖には30隻以上のヨットが帆走している。

 19:25 車で10分ほどの すし IZUMI に行き、カウンターにすわる。ネタが新鮮でうまい すし だ。ひょいとみると マリナーズの長谷川選手のサインがある。ときどきシアトルから食べにくるとのこと。

 広い店内が満席になっている。日本人の客はわれわれだけだ。結構さかなのにぎりを食べている。盛り合わせではなく、それぞれに注文していて日本にいるような気分だ。女性がひとり野菜のすしと注文していた。生のさかなはまだ苦手なのだろうなぁ。

 久しぶりに日本の食事を味わった。21:50 家に入る。窓から見える対岸に、オリンピック国立公園の山並みが黒くシルエットに浮かぶ。しばらくぶりに娘と過ごした。

 22:50 就寝。



  6月14日  晴れ

 6:20 起床、8:10 娘婿も到着していて、しばらくぶりに愉しい朝食。娘は卒業式の準備をしながら、みなで雑談がはずむ。

 11:30 州立総合大学のワシントン大学に到着、整理のために今日1日のみは駐車場は有料だそうな。購入済みの指定場所に車をとめる。持参のサンドイッチなどで昼食。ここで娘とは別れる。

 12:00 卒業式会場 ハスキースタジアム への家族の入場開始。娘の入場と座席の位置は、ゲートをぐぐった左側と、携帯電話がかかる。

 13:30 学生の入場開始。16::45 卒業式終了。(詳しくは 写真集の「ワシントン大学卒業式」をご覧ください)

 娘は約20名のクラス全員でお別れ会をするそうな。家族の参加は自由とのことだったが、会話ができないのではいささかしんどいと遠慮をした。ここでお別れ会に行く娘夫婦とは別行動に。

 会場をでると、広い道路が車で渋滞。信号は消されてポリスが手でさばいている。このような超渋滞ははじめてみる風景だ。

 バス乗り場に着いたが、大勢ほ人が待っている。ときどきバスの来る方向に目を向けるがいっこうにバスがこない。ここまではバス専用レーンではないからなぁ。渋滞に巻き込まれているのだろう。

 やっとバスが来た。ワシントン湖の橋を渡ったところからはバス専用レーンがあるので、乗車後はスムーズに帰り着いた。18:25 娘の家に着く。その足でゼネラルストアーに夕食を買いに行く。

 部屋で夕食。ワシントン湖とオリンピックの山脈、美しい夕日をみながら、妻とふたりゆっくりと楽しんだ。

 22:50 就寝。



 6月15日  晴れ

 6:20 起床。ワシントン湖畔を妻とふたりで散策。爽やかで明るく、ひんやりとした空気がうまい。ジョギングをする人、犬を連れて散歩する人、芝生は朝露だろうか、水玉がきらきらとひかる。

 9:20 朝食。つもる話がいつまでも続く。11:15 家を出て、ウエスト・シアトルに向かう。途中の展望台から対岸のシアトル中心街が見える。スペースニードルや高層ビル群だ。

 12:20 これも人気のシーフードの店 Salty's on ALKI Beach に着く。安くて美味いそうな。大変な人ごみだ。まず駐車場が空いていない。やっと車から降りて入口の前に行ったら、超満員時のデズニーランドの切符売り場のような混雑だ。

 聞いたところ平日はレストランとして営業しているそうだが、日曜日のみブッフェスタイルの食べ放題だ。営業時間は9:00〜14:00とのこと。ただし今日は「父の日」なので営業時間を延長するとのこと。

 15:10 Salty's on ALKI Beach を出る。シアトル有数のビーチ ALKI Beach にまわる。大勢の人が泳いだり、びーちバレーを楽しんだりしている。テントを張って飲み物をのんでいるグループもある。

 国道 I−5 からのマウントレーニエをみながら、16:15 シアトル・マリナーズの本拠地 セーフィコフィールド Safeco Field に到着。球場内に入る。身体障害者用のエレベーターがすぐのところにある。

 われわれの座席は1塁側の上の方だが、イチロー選手はよく見える位置だ。

 今日の試合は大変に楽しめた。イチロー選手の活躍と長谷川投手の中継ぎで、マリナーズがブレーブスに対し 2−1で勝利した。

 イチロー選手の活躍ぶり

 1回 第1打席 セカンド内野安打で出塁。2塁盗塁、キャチャーの送球がそれて3塁まで進む。ブーン選手の2塁打で生還。

 3回 第2打席 ショート内野安打で出塁。2塁盗塁。3塁盗塁。(今年初めての1試合3盗塁) ブーン選手のピッチャーゴロで生還。

 5回 第3打席 レフトフライ

 9回第4打席 ショートゴロ

 長谷川選手の救援

 8回表 1アウト1塁で登板、1番バッター センターフライ、2番バッター サードゴロ。

 9回表 先頭打者にライト前ヒットを打たれたところで交代

 最後の打者 元ロッテ・オリオンズのフランコ、ロッテ時代の特徴のある構えでバッターボックスに入る。平凡なフライをライトに打ち上げ、イチロー選手がなんなく捕球して試合終了、 19:40だった。

 混雑を避けてややゆっくりと球場を後にした。20:15 車に乗る。まだまだ混雑は激しくポリスが交通をさばいていた。

 国道 I−5 にのると、左手にオリンピック山脈とセフィコフィールドがシルエットになって見えた。I−90 にはいいたところでマウントレーニエが正面に、Iー90進行中は右手にワシントン湖とマウントレーニエが美しい。

 I−405 を経由して Lake Road に下りる。ワシントン湖畔の道路からは湖の向こうにオリンピックの山と沈み行く夕陽の風景が楽しめた。 21:00 帰着。

 21:30 ベランダに軽食を用意、茜色の空、薄紅色の雲、まだ薄明かりが残る景色を眺めてしばし寛いだ。22:30 娘は婿を空港まで見送りに行った。

 23:00 就寝。



 6月16・17日  晴れ

 6:30 起床。窓を開け放ち、眼前の風景を眺める。今日は帰国だ。髭剃りはシャワーを浴びて済ませる。 7:40 朝食。

 9:55 娘の家を出る。雪をかむった姿のオリンピック山脈がきれいに見える。空港近くでマウントレーニエが正面に大きくあらわれ、楽しませてくれた。

 10:20 空港に到着、ただちにチェックインし、ゲートに向かう。荷物検査の列が階段の下まで、なが〜くながく続いている。ここが最後列と表示をしたプラカードを係員が持っていた。娘とはここで別れた。

 11:45 やっと検査が終わった。そのまま航空会社のラウンジに入る。カードを提示したら、しばらくお待ち下さいとのこと。当日の朝日新聞の朝刊をくれた。(後日知ったのだが、この日のシアトル空港利用者は、9.11テロ事件以降では最高の10万人を超えたそうな。混雑したはずだ。)

 12:35 搭乗、この飛行機も満席だ。航空不況とはどこの話かと思う。12:55 ランディング開始。

 到着 1時間55分前の状況

 高度 11,276m  対地速度 441km  向かい風 3××km/h(画面が消えた)

 対地速度は、往きは1,000kmを超えたこともあったから、帰りは偏西風の影響が大変に大きいと知った。

 22:45 (日本時間 17日 14:45) 成田空港に到着、雨。

 荷物は優先扱いで一番に出てきた。15:10 税関をでて リムジンバスの乗り場に。海浜幕張まではバス、そこからはタクシーで自宅に、16:30 帰宅。

 充実した毎日、「アメリカの大自然発見!の旅・その3」は、大きな感動を与えて無事におえた。

おりおりの熟年生活(アメリカ中西部レンタカー旅行)