デンバー・ダウンタウン Denver Down town 


  6月12日  晴れ後大雨・嵐

 6:30 起床、シアトル行きの飛行機は15:00発なので、午前中はデンバーのダウンタウンを散歩しようかと相談。

 8:30 ホテルをチェックアウト。デンバーへの行き方をたずねる。40th Avenue のバスターミナルからダウンタウンへのバスがあるとのこと。距離はホテルから約2kmだそうな。

 そこまでホテルの車で送迎してほしいこと、およびその間荷物を預かっていてほしいことを頼む。いずれもOK。バスは乗り場 G と教えてくれて、時刻表をくれた。送迎車は空港ターミナル専用がきた後になるとのこと。

 帰りもバスを利用する予定だけれども、遅くなったときのため、ダウンタウンからホテルまでタクシーを利用したらいくらぐらいかかるのかときいたところ、約25ドルとのことだった。

 9:05 送迎車がきて、ふたりだけを乗せてバスターミナルに。運転手は往きの乗り場は G 、ダウンタウンから乗るバスは No.153 または No.43 と手帳に書いてくれた。ターミナルには9:15に到着した。

 ホテルでもらった時刻表では、40th Avenueからダウンタウン行きのバスは、乗り場 G 発車時刻 9:25 となっていた。ところがターミナルに着くと、そこの管理者のような人物が近づいてきて、乗り場は 44 発車時刻 9:22 だという。

 9:20 44乗り場にバスが到着。ここからの折り返しだ。バスの運転手に尋ねるとダウンタウンに行くという。発車時間になっているのでそのまま乗り込み、ふたりの運賃 2.3ドルを支払った。

 バスはすぐに発車。運転席の後にバスの時刻表があったので、それを手にして座席に座る。おもむろに時刻表をひろげて、これはしまった、ホテルの話のとおりにすればよかったと後悔した。

 所要時間があまりにも違いすぎる。乗り場 G は25分。 乗り場 44 は64分だ。G からの発車時刻は僅か3分遅いだけだから、ダウンタウンにはこのバスよりも36分も早く到着するのだ。

 バスの中からロッキーの山並みが見える。昨日は車で走っていたのだなぁ。バスは庶民の住宅街の中をあちこちとまわりながら乗客を乗せていく。途中からは工場や倉庫が立ち並びレールや貨車がそこいらにある地域になった。

 乗ってくる乗客で2両連結のバスの座席は殆どうまった。でも白人はひとりもいない。しばらく走ると乗り降りがり乗客は入れ替わっていくが、やはり白人は乗ってこなかった。

 運転手はダウンタウンに着いたら教えてあげえると言っていた。どうもこのあたりはダウンタウウの中を通り過ぎているのではないか。やや辺鄙な景色になったところで停車の紐を引いた。

 運転手のところに行き、ダウンタウンはまだ先かと尋ねたら、教えるのを忘れていたと。その停留所で下車した。丁度ダウンタウンの中心 16th Aveneu のはずれだったので、そこから 16th Aveneu を歩くことにした。

 なかなかしゃれた街並みだ。道の真ん中が遊歩道になっていて木陰の下の陶器製の椅子にすわっておしゃべりを楽しんでいる人々がある。先生に連れられた10名あまりの小学生がゆっくりと歩いてくる。 カメラを向けるとポーズをとってくれる人もいる。

 16th Aveneu を THE ADAM'S MARK HOTEL まで歩いて中に入り、しばしの休憩をとる。早めに空港に行くことにしようとタクシー乗り場に。ぶらぶら歩きの詳細はこちら

 タクシーは何台も並んでいるが先頭の黄色の車の前に立つ。運転手にホテルのパンフレットを見せて、運賃をたずねたら 25ドルと答えた。出かける前にホテルのフロントで、25ドル程度と教えてもらっていたので、大丈夫だろうと乗り込んだ。

 走り出してしばらく、妻と話をしていたのだが、何気なくメーターを見ると 
VACANCY のままだ。まぁここまできてしまったのだから、そのまま走ってもらおうとふたりで話した。

 11:55 ホテルに着いたらタクシーの運転手は、手のひらに37と書いてふたりの前に突き出してきた。乗車前にたずねたら25ドルといったよと。そうしたら25分といったのだといいかえしてきた。

 ふたりはそこで反論。メーターが倒れていない、ホテルのフロントで25ドル程度と確認していると。車の中では日本語しか使っていないが、妻はその程度の会話はできる。

 運転手は少し驚いた様子だ。30ドル、27ドルと次第に安くしてきた。まぁチップと考えてここらで手を打つかと支払った。ホテルでおおよその運賃を前もって確認していて幸いだった。

 預けておいた荷物を引き取り空港への送りを頼む。12:10 ホテル発、12:30 デンバー国際空港着。直ちにチェックインを済ませて軽い食事。その後航空会社のラウンジで寛ぐ。

 14:45 飛行機に搭乗、ビジネス席もエコノミー席も満席だ。便数減をしているからだろうが、イラク戦争やSARSの影響などは感じられない。

 窓から外をみると空が真っ黒だ。15:00 出発時刻丁度になったそのとき激しい雷鳴がとどろき叩きつけるような大雨が降ってきた。稲妻もはしる。

 機内放送で15分間様子をみることになったと。外には航空会社に預けたバッグが雨にさらされたままになっている。ふたりのバッグもある。ソフトケースのバッなら中に雨が染み込んでしまうなぁと妻と話した。

 依然雷雨はやまない。再び機内放送だ。30分さらに様子をみると。乗客は本を読んだりして静かに待っている。16:00 雨ざらしの荷物を積み込みはじめる。16:15 積み込み完了。やれやれこれで出発だろうなぁ。

 16:25 機内の乗客全員に水を配りはじめた。機内は蒸し暑くなって立ち歩く人がでてきた。トイレの前は行列になった。16:40 到着便が滑走路に着いた。

 16:45 隣りのゲートの Air Canada が動きはじめた。しばらくして、われわれの飛行機もゲートを離れた。17:00 離陸。

 機体の揺れが非常に激しい。まだ天候は安定していないようだ。しばらくして雲がきれる。窓から外をみると雪の山が遥か遠くまで続いている。ロッキー山脈だろうか。雪が夕陽に輝いて美しい。

 10分ほど雪山の上を飛んだ後は、渓谷が見えてきた。川が蛇行している。Uターンの繰り返しだ。グースネックのようなところはいくつもあるのだ。車では行けないけれども。薄雲の中に入って外の風景は見えたり見えなかったりが続く。

 19:25 (シアトル時間 18:25 以下シアトル時間) 1時間45分遅れでシアトル国際空港到着。迎えの娘の車で 19:30 娘の家に着く。20:40 娘手作りの和食で夕食。

 22:30 就寝。

おりおりの熟年生活(アメリカ中西部レンタカー旅行)