ブライスキャニオン国立公園 Bryce Canyon National Park 6月1日 晴れ ブライスキャニオン国立公園 Bryce Canyon National Park の尖塔群が、どのような光景を見せてくれるのかと、レンタカーの運転中もわくわくとした気分だ。 11:05 ユタ州道12号に入る。左手に赤い岩の尖塔が現れる。ブライスキャニオンと思ったら、レッド キャニオン Red Canyon だった。初めて見る風景で写真を写す。 11:35 ブライスキャニオン国立公園 Bryce Canyon National Park の標識前で記念撮影。ここからビジターセンターの先まで道路工事中で、道が掘り返されていた。ブライスキャニオンは樹木が針葉樹で、広葉樹が見当たらない。 すぐにサンライズポイント Sunrise Point に行く。特色のある尖塔が見えるが少し遠く離れ、数も少ない。この先のポイントに急ごうと乗車する。ひょいとみるとすぐ前にキャンパーズ・ストアーがある。そこでサンドイッチや飲み物を購入、ベランダのベンチで昼食とした。 13:00 サンセット ポイント Sunset Point に着く。尖塔がすぐそばに見え、数も多く、展望台をはさんで左右180度を見渡せる。いままでにみたことのない不思議な景観だ。尖塔の色もオレンジ、白、薄いピンクなどとりどりだ。形も違って面白い。これは歩いてみよう。 13:05 ナバホループトレイル Navajo Loop Trail を歩きはじめる。急激な下り坂がどこまでも続いている。下から上がってくる人が実に小さい。 竜神のハンマーとか呼ばれている大きな岩は、その姿が名前の由来か。時々振り返って上を見あげたら、青空にオレンジ色の尖塔が聳えていて、見事な眺めだった。 谷底は水の枯れた川で、樅の木の林に覆われている。しばらく歩くと Sunrise Point へ向かう道との分岐地点に到着。ここからの登りを考えると、無理はやめておこうと距離の短い Sunset point への道を選ぶ。 途中で水を飲み、休憩をし、写真を撮って、14:45 やっと出発地点にたどり着いた。今歩いてきた場所を眼下に、一息ついて、車に戻った。 サンセットポイントを出て、15:15 インスピレーションポイント Inspiration Point に行く。こちらも尖塔が多く見ごたえがある。 とりあえず主なポイントを巡ってみることにした。15:40 ブライスポイント Bryce Point に。ここは全体が見渡せるが、サンセットポイントやインスピレーションポイントと比較するとどうかなぁ。 シャトルバスのルートを離れ奥へすすむ。Paria View、Farview Point、Natural Bridge、Agua Canyon、終点のレインボーポイント Rainbow & Tovimpa Points には17:10に着いた。 レインボーポイントはブライスキャニオンの峡谷が遥か遠くまで遠望できた。風がさわやかで、静寂につつまれた気持ちの良いポイントだ。 夕陽の前にとりあえずホテルのチェックインを済ませようと一旦引き返した。途中往路に立ち寄らなかった Black Birch Canyon をのぞく。 18:10 ホテルチェックイン。夕食の予約をしようとしたが、丁度日没の時間が最終のオーダーだという。すばらしい風景を楽しみたいので予約せず。売店で夕食を購入して部屋に運んだ。 部屋は木立に囲まれた閑静ななかにあった。散歩中の人々はみな軽装だ。長袖長ズボンのひとはいない。食生活の違いなのだろうか。寒くないのが不思議だ。 荷物を部屋に入れると、直ちにサンセットポイントにでかけた。19:10からサンセトポイントで夕陽を眺める。インスピレーションポイントからも眺めようと移動。 19:40 インスピレーションポイント到着。太陽が低くなるにしたがって尖塔が下から黒く沈んでいく。先端の輝きがますます鮮やかさを増す。神秘的で美しい景観に見とれてしまった。 20:10 カメラを片付け、20:20 部屋に入った。食事をしながらいま見てきた光景のすばらしさを語りながら、腕をみると昼間、ほんの短時間だけ腕まくりしたところが半やけどの状態でびっくりした。 22:20 就寝。 今日の走行距離 217km 累計走行距離 2,425km 6月2日 晴れ 4:45 起床。 5:50 ブライスキャニオン国立公園 サンセットポイントの展望台に行く。若い女性がセーターを着て三脚を立ててスタンバイしている。三脚を持って既にトレイルに降りている人も見える。 しばらくして遥か遠くの山の頂きから、太陽の光線がもれ始めて来た。光芒が射しこんでくる。薄暗く沈んでいた谷に日があたる。尖塔の先端があかくなってきた。風景がいっぺんした。すばらしい。 尖塔の色が生気を帯びて輝く。峡谷全体はまだまだ沈んでいるのだが、色鮮やかな尖塔がひときは目に入る。 トレイルを下りてその尖塔を写しに向かう。3名ほどの人がカメラをかまえてシャターを押している。尖塔の先端に太陽がかかったので、素早くシャターを押した。 谷全体が赤く染まるまで眺めていたいのだが、今日はレインボーブリッジまで遊覧船で行きたい。出船の時間を考慮するとそろそろ引き上げか。7:10 車に戻る。 8:00 キャンパーズハウスで食料を購入し、木立がとりまくベランダで朝食。朝の冷気が心地よい。8:25 ロッジを出発。鮮やかで繊細な色彩が印象に残るブライスキャニオンからレイクパウエルに向かう。 |