アーチーズ国立公園 写真集
   ( ARCHES NATIONAL PARK )


 アーチーズ国立公園は大自然の驚異だ。

 今回の旅行では、大自然の巨大な力をいくつもみてきたが、ここアーチーズ国立公園 
Arches National Park も驚異の世界だった。

 アーチーズの岩の侵食は、1億年の期間に、水、氷、極度の気温、地下塩分の変化が作用して進捗したものだそうな。

 公園入り口とビジターセンターが国道から展望できる。この写真サイズでは見えないが、岩壁の左下から右上にかけての園内道路を数台の車が通過して行く。

 車と比較して、岩壁の何と大きなことだろう。

 赤茶けて乾いた砂漠の土地に、独特の巨大な岩が林立し、いくつかは大きなアーチ形になっている。

 最初に訪れたノースウインドウの巨大さにまず驚かされた。そこで気持ちよさそうに、高らかなトランペット吹奏をしているところに出くわした。すこし話をしたが、最高の気分とのことだった。

 バランスロックに行くと、微妙なバランスでおおきな石が乗っかっている。よく落ちてこないものだ。見あげている人のなんと小さなこと。

 ランドスケープアーチは世界一長いアーチだそうな。いまにも崩れそうで、トレイルも近くまでついているが、真下には行けなかった。

 パインツリーアーチのアーチごしには、パインツリーとその先の風景が展望できる。


 ファイリーファーニス(Furnace・灼熱)は、デスバレーのような熱風は吹いていなかったが、字義どうり大変な熱さだった。澄み切った青空と白い雲の岩の群がなんともユーモラスな姿だ。

 デリケートアーチ Delicate Arch は、この公園の真打の岩だ。赤茶色の肌、大きく描かれた曲線の優美さ、背景に連なる雪をかむったラ・サル山脈、天空に浮かび上がった気品ある姿は非常な人気だ。

 いれかわりたちかわり多くの人がアーチの下で記念の写真を撮っている。

 そうこうするうちに夕暮れがせまる。次第に荘厳な黄金色に染まっていく。人々はただ見とれて声も立てない。すてきな芸術の舞台が進行しているのだ。

 優雅できらびやかな舞台が終了した後、夕闇迫る中、足元の目印を頼りに、人々は満足そうな笑顔を浮かべて、ゆっくりとトレイルヘッドに戻っていった。

 翌日再びデリケートアーチを見ようと、デリケートアーチビューポイント Delicate Arch Viewpoint の上部に向かう。

 デリケートアーチは深い峡谷の上に高く聳え、下の峡谷はみずみずしい新緑と一筋の川が流れていた。デリケートアーチの周辺には、昨日の夕方とは比較にならない多くの人の姿があった。

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