キーナイ・フィヨルド・クルーズ (8月30日) 

    天候 曇り 夕方から小雨

 6:00 起床 空は雨模様 今日はキーナイフィヨルドクルーズを予定しているが、これでは天候が心配だ。7:00 昨日飛行機内で食べなかったパンやクッキーなどで朝食。その後サミットレイク湖畔で記念写真を撮る。 7:40 スワードに向けて出発。

 カナダの風景のようなだなぁと家内と話ながら 
Jerom Lake など美しいところでは車をとめて写真を残す。アメリカではあまり見かけないのだが、ガードレールが所々で設置されている。

 木立の中のちょっとした町 
Moose を過ぎる。山々が道の左右に連なり、湖が次々と現れる。小さな氷河をいくつか散見する。ドライブそのものが愉しいスワードハイウエイだ。

 9:00 スワード 
Seward に到着。キーナイ・フィヨルド国立公園のビジターセンターでクルーズの紹介を依頼。海岸の氷河が崩れて海に落ちるダイナッミクな光景や海に生息する野生の動物を眺めたいと希望を述べる。

 スタッフは数社のパンフレットをひろげ、周遊するコースや特色を詳しく説明してくれる。どのクルーズも アイアリーク湾 
Aialik Bay に行き ハーディング氷原 Harding Icefield から流れ出る アイアリーク氷河 Aialik Glacier または ホルゲート氷河 Holgate Glacier で折り返すとのこと。その中でもっとも一般的なクルーズだと説明されたものに乗船することにした。

 キーナイ・フィヨルド・ツアー社に行き、11時30分に出発・所要6時間のクルーズを申し込む。http://www.kenaifjords.com/  船に乗るので住所・氏名などを乗船名簿に記載して提出。乗船券を受け取った。

 少し時間があるので街中を散歩、美味しそうなヨーグルトを見つけたのでカフェに入った。量が多いので一人前を二人で食べる。11時過ぎ乗り場に行ったら、既に大勢の人が行列をつくっている。11:15 乗船開始。なんとか窓際の席に座ることができた。

 キーナイ・フィヨルド・ツアー

 11:30 キーナイ・フィヨルド・ツアー出発、船内放送でコースの説明や注意事項などの放送。スピーカーから流れる言葉なのであまり理解できず。トラブル時はどうしたらよいのかなぁ。船から見える山々には氷河が光っている。

 スタッフの指示に従い昼食を受取りに行く。サンドイッチとポテトチップ、リンゴそれに飲み物だった。多くの人はコーラを注文している。それも大きなサイズだ。アメリカ人が太るのは無理もない。

 12:25 右手の岩にアザラシだ。船はゆっくりと進む。13:30 大きな岩の上に幾匹ものアザラシが寝そべっている。船はエンジンを止める。船からは極く近い。皆声をひそめて、しかししっかりとカメラのシャッターは押していた。

 何十メートルか上の岩に海鳥の群れだ。ときどき海にむかってダイビングをする。パヒンも海の中で泳いでいる。スピーカーから大きな声。クジラだ。それもあまり遠くないところでジャンプを繰り返す。クジラにはその後数回出合った。一度は2頭連れだった。アシカの群れも岩の上で首をもたげてこちらの方を眺めている。

 次々と出現する動物達を楽しんでいるうちに、14:15 アイアリーク湾 
Aialik Bay の一番奥にある アイアリーク・グレーシャー Aialik Glacier に到着。大きな歓声が起こり、多くの人が甲板に出た。寒さ対策で皆厚着をしている。

 海の上には崩れた氷河の氷の塊がただよっている。ときどき氷河が割れるドーンという鈍い腹に響く音が聞こえる。突然右手の氷河が崩れ海に落ちっていった。その後規模は小さいが数回も氷河の崩落を見ることができた。氷河の崩落はあまり発生しないそうだから非常にラッキーな話だ。

 15:25 船は反転、帰路に着く。大自然の営みを興味深く見ていて気づかなかったが、体は冷え、手はかじかんでいる。50セントの暖かいココアを購入。かじかんだ手を温める。帰りの船足は早い。16:30 大きくて暖かいクッキーが全員に配られる。いくぶん腹がすいていたのでありがたかった。

 17:15 小雨の海にラッコを発見。ぷかぷかと海に浮かんでいる。のんびりとした様子がほほえましい。船は停船、船の限られた場所からしか見えないので、その場所を互いに譲りあい、写真を写した。17:35 港に帰りつきクルーズは終了した。

 昨日から給油をしていないので、駐車場近くのガソリンスタンドで給油をすませて、明日の朝食を購入。今は夕食用の手持ち食料がなにもないので、近くの 
SUBWAY に飛び込み ハンバーガー、クラムチャウダー、サラダで夕食を済ませた。

 今回の旅行では国際ローミングサービスの携帯電話を持参した。携帯会社の話では、スワードからはかからないとのことだったが、ワシントンD.Cの娘につながった。試しはやってみるものだ。これなら日本で使用の携帯電話にかかった電話が転送されたら、受信できる地域は思ったよりも広いなと。

 19:20 スワードを出発、途中 
Snow River などで写真を写す。どこのモーテルで泊まろうかと話ているうちに サミットレイクロッジが見えてきた。昨日泊まったことだしもう一泊しようと話がまとまって車をつけた。ときに 20:20。

 22時過ぎに就寝。

  本日の走行距離 154km   累計走行距離 285km

おりおりの熟年生活(アラスカレンタカー旅行)