青海チベット鉄道とエベレスト眺望、ヒマラヤ山脈を越えて

  5月24日 晴れ

 シシャパンマ ベースキャンプ

 3:30 起床 5:00 朝食 6:00 スタート

 7:20 鮮やかな赤焼けの高峰が見える。バスストップ 写真撮影で10分停止。ガンベンチェン山 7,292mだ。7:45 シシャパンマ山 8,027m 朝日にあたり美しい優美な姿が前方に見える。後方に見えなくなるまで、しばらくの時が経過した。

 8:00 舗装道路から未舗装道路へ、シシャパンマ環境エリアに入る。大変な悪路、いやほとんど道はなく、ドライバーは車の走行ができそうなところを慎重に選んで前進させている。8:30 野生のロバの群れ、しばしストップして写真撮影。ガンベンチェンの姿が大きく見えてきたが、シシャパンマは小高く盛り上がった丘に遮られて見えなかった。

 8:50 シシャパンマ ベースキャンプ 5,000mに到着。私たちのバスだけ。広い風景を貸し切りだ。中国人の観光客はチョモランマ・ベースキャンプからラサに引き返し、カトマンズに向かうことは、まずいないとのことだった。

 8,000m超の山はシシャパンマだけだが、ポーラ・ガンチェン、ポーロン・リ、ランタン・リ、ダグピーク、ガンベンチェンと7,000m超のヒマラヤの雪山が眼前に聳える、すばらしい絶景が広がっている。体調がすぐれない人がいて予定よりも早く 9:25 バスに。

 ベースキャンプから200mほど戻った場所からのシシャパンマの姿が美しいと、バスを止めて下車、写真におさめた。9:40 再びバスに。悪路から10:10 舗装道路に到達した。ここからは今楽しんだ山並みに沿って走り、しばらくの間美しい景色を眺めていた。

 10:50 ペクツォ湖を見下ろすビューポイントの峠に。振り返えるとシシャパンマとポーラ・ガンチェンが遠望できる。写真タイムは15分あったので、湖のほとりまで下りて青い湖と白い山を1枚の写真におさめた。

 11:35 コンターラ峠 5,236mに。今回のツアーで通る最高地点だ。

 不思議な形の雪が林立している。ペニデンテと呼ばれ剣林のようだ。驚いたことに欧米系の数名が自転車で前方の急な登りを峠に向かってくる。公安車先導のお偉いさんの7台の車列が早い速度で通り過ぎた。

 もう高度になれたのか、急いで歩き回らなければ息切れしなくなっていた。

 11:50 バスに戻る。ここからは曲がりくねった坂道を下るだけだった。
 

 12:25 またチェックポイント パスポートを提示。直ぐ近のガソリンスタンドで給油。12:50 イイスラムのレストランで昼食 14:00 食事終了。この付近を最後に雪山は見られなくなった。

 高い山に挟まれた深い渓谷を通る。次第に緑の樹木が見られるようになる。15:20 落差の大きな カイルー瀑布で写真ストップ。道端に目を移すとリンドウ、つつじ、野イチゴ、野ばらなどが点在していた。15:45 バスに乗り込む。水を飲もうとペットボトルを取り上げたら、ペコンとへこんでいた。高度は3,000mほどらしい。 

 15:50 また警察のチェックポイントだ。銃を持ったひとりがバスに乗り込んできて車内を見回していった。16:00 キーロンの町に入る。しばらく走ると信号があった。何日ぶりに見るのだろう。16:05 公安のチェック、パスポートと国境エリア入境証を確認された。

 16:15 ホテル着 シャワーはあるがトイレと一体。便器はびしょびしょ。床は水が溜まっている。清掃されたとは思えない。お湯もでてこない。話には聞いていたが、本当だった。旅行社からの旅の案内で、持参品としてスリッパではなくサンダルとなっていた理由が判明だ。

 18:30 ロビーに集合してレストランに向かう。ネパール料理が美味かった。明日ネパールにはいると4WDに分乗するので、乗車する人の組み合わせと号車を決め、国境通過後の対応について話があった。

 20:00 ホテルに戻る。コーヒーを入れて一服。カメラの液晶画面でチョモランマをはじめヒマラヤを堪能した感激に浸った。21:15 就寝

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