青海チベット鉄道とエベレスト眺望、ヒマラヤ山脈を越えて

  5月19日 晴れ

 ラサ (摩崖石刻 大昭寺)

 5:30 起床 テレビによると今日のラサの気温は、最低 7℃ 最高 23℃だ。7:10 朝食に 添乗員 土屋さんがひとりでテーブルについている。のんびりとした様子だったのでしばらく雑談。8:20 食事を終え 外に出て散策 右手の広い道路に 大木の緑の並木道が彼方まで。散水車が通り過ぎる。9:10 ホテルに戻る。

 9:45 集合 バスに乗車 9:55 尼寺に着く。尼僧たちが清掃や洗濯、その他の作業をしていた。10:25 尼寺を出て、仏壇、バター茶用の木の器やヤクの肉などを売っている商店街を抜けて 10;35 バスに戻った。

 五体投地について、ラサはひとまわり16km、正月は多くの人が1週間かけてひとまわりする。また現地ガイド ダジュンさんの母親は巡礼仲間と毎朝4時間五体投地をしているとの話だった。

 10:40 走りだして直ぐ下車。町一周の巡礼路を歩く。路の両側は黄色の壁で壁画が描かれている。薬王山の壁面に大小1000体を越える仏像が彫られた摩崖石刻、それらの仏像に何人かの巡礼者は持参した水を供えている。

 お経をその場で彫ったマニ石をマニ塚に積み上げる。長い年月の間に仏塔のように高くそびえ、鉄骨で補強された。そのマニ塚の前で五体投地を繰り返す男性。巨大な薬王山摩崖石刻の前に至ると、何名もの人が何列にもなって五体投地を繰り返していた。11:45 バスに戻る。

 走り出してほどなく右手に湿地が広がっていた。ラサはかつては湿地帯だったが埋め立てが進み、ここだけが残されている。今は国家級自然保護区に指定され ラルー湿地となっていた。しばらくの間バスからはポタラ宮の裏側が遠くに見えた。12:00 バスから下り民家を訪問。

 民家での昼食、かつて畑だった場所だったから、この辺りはどこの家も大きくて広い。客間に通されバター茶でまず歓迎。その後ツァンパ(羊の革袋に炒った大麦の粉とバター茶を入れて練る)を実演して造り、食べるように勧められた。

 食後全員チベットの民族衣装を拝借、記念写真を写した。仏間などを見学、川に58の橋を架けたタントンゲルポの像があった。新しい家を建てたら、平和に暮らせるようにとの願いを込めて、その像を設置するとのことだった。14:00 お礼を述べてバスに戻った。

 14:15 一旦ホテルに戻り休息 15:45 大昭寺に向かう。

 16:00 大昭寺(ジョカン)に着く。寺の前の石畳の広場で多くの人が並んで五体投地をしている。その様子を眺めながら寺に向かう。中庭に入り大きな水がめが目に飛び込んできた。本堂内部を見た後2階にのぼる。眩く輝く黄金色の屋根が印象的だ。

 18:40 バルコル(八角街)へ。大昭寺を囲む長さ1km、ラサ旧市街の商店街だ。19:20 集合と告げられて解散、自由時間に。2ヵ所の茶店で休憩できた。巡礼者たちは祈りを捧げながら時計回りに歩いている。何名かは五体投地をしている。女性もいた。10元を差し出したら受け取った人も受け取らない人も。20:00 チベット鍋の夕食。

 21:10 まだ薄明りの残る中ポタラ宮に向かう。21:30 ライトアップされたポタラ宮前の道路でバスから下りる。集合時間まで20分、急いですぐ目の前の階段を上がり薬王山展望台に。続いてポタラ宮の正面広場かに向かう。ちょっとあわただしく集合時間に間に合った。

 22:10 ホテルに帰着 23:00 就寝。

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