青海チベット鉄道とエベレスト眺望、ヒマラヤ山脈を越えて

  5月16日 晴れ

 西寧(タール寺 チベット医薬博物館)

 5:30 起床 7:00 朝食 8:15 集合

 8:30 観光に出発 9:15 駐車場に着き カート・バスに乗り換え 赤紫のライラックがきれいに咲いている街中を走り 9:45 タール寺の駐車場で下車。短い階段を上がり、その後急な上り坂はエスカレーターを利用し蓮花湖の上に、土産物屋の店先を通って タール寺の入口に着いた。ガイドが入場手続きの間、寺正面をバックに皆さん記念撮影に興じていた。

 タール寺はゲルク派6大寺院のひとつで、チベット仏教ゲルク派の開祖 ツォンカッパ(1357〜1419)の生誕地に、生母が塔を建てたのが始まり。ダライ・ラマ1世とパンチェン・ラマ1世はともにツォンカッパの弟子との説明だった。

 10:15 観光開始 如意宝塔に続き小金瓦寺へ、内部にダライ・ラマ3世の白馬の剥製などが展示されていた。続いてダライ・ラマ7世の長寿を祈り1717年建立された祈寿殿、前の広場で五体投地する人がいる大経堂、大厨房、タール寺の中心でツォンカッパ生誕地の大金瓦殿などを巡る。

 最後に訪れたのは 酢油花院(バター館) バターで制作された大きく美しい花や像が飾られている。旧正月に合わせ10月25日から30名ほどで毎年作り、旧正月後燃やしていた。しかし1993年江沢民氏が訪問以降エアコン付きのガラスケースに収めて展示するようになったとのこと。

 11:50 タール寺の観光を終わり、徒歩とエスカレータで移動しカートバスに乗車、12:15 バス駐車場に戻った。13:00 悦賓館で昼食 13:50バスに乗車。
 14:10 チベット医薬博物館に着く。ここは伝統的なチベット医薬と文化を紹介していて、世界最長618mのタンカ(チベットの仏画)「中国蔵族文化芸術彩絵大観」がある。このタンカはチベット族の古代から現代までの神羅万象を描いており、実に見ごたえがあった。

 制作には、設計は23年間、作成は400名で4年間、金粉や天然鉱物の顔料を使い、1000年経過しても退色しないとの説明だった。16:10見学終了 バスに戻る。(ここも館内は撮影禁止だった 右は入場券のタンカの写真)
     
       16:40 青海省最大のモスク 西寧東関清真大寺に。詳しい説明を受ける。西部4大モスクのひとつ、中国のイスラム教徒は3000万人、西部では最も信者が多いモスクで、毎日1万人(1日5回の祈りがあり各回2000人、金曜日昼は4000人ー堂内1000人、広場3000人)が集まる。

 このモスクは900年の歴史があるけれども、現在は20世紀に改築された建物とのことだった。

17:15 モスクを離れる

 17:40 宿泊したホテルに戻りレストランで早めの、あわただしい夕食。18:20 ホテルを出て西寧駅に向かった。

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