エベレスト・ヒマラヤ遊覧飛行  
               
                           
               
               

 世界最高峰 エベレスト 8,844mとヒマラヤ連峰を上空から眺める遊覧飛行、眼前に広がる雄大な眺望に圧倒された。

 予約は8時出発予定だったが1時間30分遅れの9時30分遊覧飛行に飛び立った。観光客は日本人と欧米人、アジア系の人はいなかった。座席は全員窓側に1列、私の指定席は右だった。

 飛び立つ前、地上からは雲が広がり霞がかかっていて、山々が見えるのかと思っていたけれども、雲の上にでたら快晴、息を飲む絶景が眺望できた。往路は山群を左に見て飛行、このためすこし離れた左の窓から覗くように眺め、写真を撮った。

 険しい断崖絶壁の山肌や白く化粧した山頂などの絶景に「すてき!」との声が聞こえる。CAが大きな声で山の名前を告げる。ガウリサンガル、メルンチェ、チューオュー、ギャツンカン、プモリ、ヌプツェ、エベレスト、ローチェ、チャムラン、マカルー。いずれも7,000mを超える。その他6,000m超えの山がいくつもある。

 CAが順不同で乗客を操縦席に案内する。私を手招きしている。女性の副操縦士が振り返って笑顔で迎えてくれた。操縦席から見える風景は客席とは全く違った。客席からは窓が汚れフィルターがかかったように見えたのだが、操縦席ではクリアーで風景が明るく見えた。

 ちょうどエベレストが正面に見える絶好のタイミング。エベレスト 8,844mは ヌプチェ 7,906mと ローチェ 8,516mの背後で、山頂が僅かに見えるだけ。急いでシャッターを切る。露出補正をしなかったら白飛び気味に写っていた。

 客席に戻る。飛行機はUターンして復路につき、往路よりも山に近づいて飛行している。私の席からは山がすぐ前、手が届くように感じる距離だった。

 CAがシャンパンを配る。全員杯を高く掲げて乾杯、満足した笑顔が広がる。ヒマラヤ山脈は後方に見えなくなり60分の遊覧飛行は終了した。 

 WEBでは7時発も表示されているのに、何故早朝に飛び立たなかったのか後程判明。カトマンズ空港は工事のため4月1日から6月30日、22時から翌朝8時まで閉鎖されていた。

撮影地 エベレスト・ヒマラヤ遊覧飛行 (カトマンズ発の機内から)
撮影日 2019.5.26

青海チベット鉄道とエベレスト眺望 ヒマラヤ山脈を越えて