大 昭 寺(ジョカン)  
               
                           
               
               

 大昭寺に 唐から迎えた王妃持参の像が祀られているいきさつの説明があった。
1 ソンツェン・ガンポ王は唐(文成公主)とネパール(ティツン王女)から王妃を迎える
2 二人は釈迦の父が制作したといわれる釈迦牟尼像を持参 釈迦8歳と12歳の像
3 唐から持参の像は 釈迦が触れた世界で唯一かつ釈迦が最も似ていると認めた像
4 像を収めるため文成公主は小昭寺、ティツン王女は大昭寺(ネパールに向く)を建立
5 暗黒時代が続き像は密かに隠されていた
6 11世紀 像を表に祀ることに その際何故か、逆に安置された

 大昭寺の前で大勢の人が五体投地をしている。中庭に入る。花が浮かんだ大きな水がめがある。消防用だが住職を選ぶ際には試験に使用されるとのこと。何故かダライ・ラマの玉座もあった。

 本堂に入る。ゲルク派開祖のツォンカッパと8名の弟子(ダライ・ラマ1世 パンチェン・ラマ1世など) カギュ派開祖 ミラレバなどの像があった。

 釈迦堂には文成公主が唐から持参の 釈迦12歳の像が祀られている。内部は大変な混雑だ。狭い通路で五体投地をしている人もいて、立ち上がるのを待って通り過ぎる。屋上に上がる。燦然と輝く屋根が印象的だ。立ち止まって見入ってしまう。

 大昭寺を囲む長さ1kmの商店街 バルコル(八角街)を自由散策  

 僧侶とマニ車を手にした巡礼者が絶えることなく時計回りに歩いていく。
       

 五体投地は何名も出会う、女性も。額を地面に押し付けるから、黒く大きな印が出来ている。真剣で苦しそうな表情、疲れた身体、黙々と繰り返している。人々は何事もない様子で通り過ぎていった。

撮影地 大昭寺と周辺
撮影日 2019.5.19

青海チベット鉄道とエベレスト眺望 ヒマラヤ山脈を越えて