ノ ル ブ リ ン カ  
               
                           
               
               

 ノルブリンカはダライ・ラマ7世の病治療のため1740年代に建設され、完成後はチベット歴3月18日から9月まで夏の離宮として政教の事務を執り行っていた。

 1959年チベット動乱で、ダライ・ラマ14世は3月19日 ノルブリンカからインドに亡命 3月20日中国人民解放軍が攻撃、多くの人が殺害され、8,000名のチベット人もインドなどに亡命した。

 チベット風の東門 左右には狛犬のような獅子がある。

 ケルサン・ポタンはダライ・ラマ8世の離宮、シンメントリーの落ち着いた建物だ。多くのタンカ(チベット仏教 仏画の掛け軸)と薬師如来8体があった。7世は体が弱く、自身で医薬の勉強に励んでいたとの説明。
   

 タクテン・ポタンは1956年に竣工したダライ・ラマ14世の離宮 亡命まで僅か3年たらずの使用。チベット歴史の壁画やシャングリラを描いた壁画、歴代ダライ・ラマが使用した純金とトルコ石でできている玉座があった。

 部屋は勉強室、瞑想室、寝室、西洋的な造りのトイレ付きのシャワー室などがあり、インドのネール首相から送られたレコードプレーヤーも見受けた。

  美しく池に映えるツォルキン・ポタンはダライ・ラマ8世と9世が勉強した建物。9世は11歳で亡くなったので3年使用しただけとのことだった。

 建物前の広い芝生は2008年の北京オリンピック時に整備され、今は大勢の人が車座になって笑い声をあげていた。

 別のグループは大人も子供も一緒に北チベットの遊牧民族の踊りを愉しんでいた。 
     

撮影地 チベット・ラサ ノルブリンカ
撮影日 2019.5.18
上っていく。
青海チベット鉄道とエベレスト眺望 ヒマラヤ山脈を越えて