タ ー ル 寺  
               
                           
               
               

 タール寺はチベット仏教ゲルク派六大寺院の一派。ゲルク派開祖のツォンカパ(1357−1419)の生誕地に生母が塔(チョルテン)を建立したのが始まり。

 広大な敷地にいくつもの寺院と建造物があった。

 八宝如意塔(ツォンカパの生涯・生誕から涅槃まで)をスタートに、小金瓦寺(ダライ・ラマ3世の白馬・剥製)、祈祷殿(1717年 ダライ・ラマ7世の長寿を祈り建立)、大経堂(毎日 僧たちがお勤めを行う)、大厨房(1689年建立)、大金瓦殿(最も古く タール寺の中心)、酢油花院(バター館)などを巡る。
   
 
 寺院の中の仏像などはきらびやかなことに驚いた。バター館はバター製の像や花が鮮やかだ。旧正月ののために30名ほどが10月25日から3ヵ月かけて制作すると。旧正月が過ぎると燃やしていたが、1993年 江沢民総書記の訪問以来エアコン付きのガラスケースで展示されるようになっている。

 この後訪れたすべての寺院でも同じだった。また建物内部の撮影は禁止、これもすべての寺院でも同様だった。

 巡礼者や若い僧、大経堂の前などでは埃にまみれぼろのようになった衣服をまとい五体投地(全身全霊を投げ出し、体、言葉、心の全てで仏法への帰依を示す行為 時計回りに回る)をする男性がいた。多くの観光客がいたけれども、その進行方向は邪魔にならないよう進路が開けていた。五体投地をしている人は女性もいて、数名を見かけた。

撮影地 中国青海省西寧
撮影日 2019.5.16

青海チベット鉄道とエベレスト眺望 ヒマラヤ山脈を越えて