ナミブ・ナウクルフト公園(ナミブ砂漠 ナミビア)  
               
                           
               
               

 高さ200〜300mの赤い砂丘群がどこまでも連なるナミブ砂漠 ナミブ・ナウクルフト公園。セスリウム・ゲートから約60kmも続く壮大な風景に目を奪われる。

 7時30分の開門を待って入園、最深部のソッサスフレイに向けて走り出す。陽が昇る。赤い砂丘に陽が射し込む。美しいアプリコット色の砂丘に変わり、黒い影との対比で幻想的な風景が出現した。

 砂丘の色は次第に明るくなっていく。空が青く澄み渡る。フォトジェニックな光景に我を忘れている。デューン45に到着、ここは登るのが人気だが、素敵な景色の鑑賞を優先して、更に奥に向かう。

 最深部ソッサスフレイに到着、高さ300mの砂丘ビッグ・ダディに挑戦、いつもは強く吹いているという風は吹いてはいなかったが、砂に足をとられながらの登攀で悪戦苦闘、体力と集合時間を考えて、途中から引き返した。

 写真で見覚えのある デッドフレイに下りる。黄色の粘土質のひび割れたような地面、その先に枯れ木が立ち並んでいる。不思議で異様な光景だ。

 砂丘が朝日に照らされてアプリコット色に染まり、黒く沈んだままの地面に立ち並ぶ枯れ木。この光景は公園内唯一のロッジに宿泊できた人だけが見ることが出来る絶景だそうな。

 昼間の光景とはいえ、目の前の風景は他では見ることができない絶景だ。残念ながらじっくりとみている時間はない。集合時間に急かされて歩きながらの撮影となった。

 陰影は様々だ。単純な影が多いけれども、中には影絵の 犬 のように見える砂丘。濃淡のある影。赤一色のカンバスとして枯れ木などが描かれる砂丘。どの砂丘も魅力的で惹きつけられる。

 バルーンが数機飛び立とうとしていたが、上空からの眺めも楽しみたい。機会があればまた訪れたい公園だ。

撮影日 2018.6.3
撮影地 ナミブ ナミブ・ナウクルフト公園 

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