十 分 瀑 布  
               
                           
               

 十分瀑布は台湾最大の滝で、その形が似ていることから「台湾のナイアガラ」とも呼ばれている。幅は40mで半円形、高さは20m、水はカーテン状の美しい流れで優美な姿をしている。規模は小さいが魅力的な滝だった。

 現地ガイドのバスの中での説明では、以前は敷地の半分が私有地で入場料をとっていたので観光客は少なかったが、2014年に新北市が買い取り現在は入場料が不要になった。そのため観光客が急増しているとのことだ。
 十分老街から緩い坂道を20分ほど歩いて、十分瀑布入り口に到着。さらに20分ほどかけて十分瀑布に向かう坂道を下って行った。途中で渡った吊り橋に並行して平渓線の鉄橋。私たちの歩行中にジーゼルカーがさしかかり、鈍い音を響かせながら通り過ぎて行った。      
 坂道を下り茶店を通り過ぎると左手に瀑布が見えた。大きな岩がせり出していて全容はまだ見えないが、優美な流れだ。滝の上の水は深緑色で滝壺からの流れは青緑色、その対比が美しい。

 観瀑台は数ヵ所あり階段を上り下りする。途中の橋から見える姿も楽しめる。階段を下るにつれて音が次第に大きくなってくる。

 観瀑台Vは間近く正面に滝が見える。大音量を轟かせながら大量の水が飛沫を上げて流れ落ちる。迫力ある光景だ。大勢の人がいて前方には行かれずやや後方から眺め、集合時間のこともあり、写真を2・3枚撮ってやむなく引き返した。

 周辺には木々が茂り、滝から生じるマイナスイオンを感じる癒しの場所でもあった。この日は天燈祭の当日だったこともあるが、大勢の人でにぎわうのも当然のように思った。

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