アイスランド シンクヴェットリル国立公園
             
                     
             
             

 シンクヴェットリル国立公園は地球のエネルギーの巨大さを実感できる所で、通常は海の底にある海底山脈(大西洋中央海嶺)が地上に露出している珍しい場所だ。

 ここは北アメリカプレートとユーラシアプレートの境だ。海嶺はマグマが裂け目から地上に到達後冷えて固められ新しい地面となり、ふたつのプレートは年間1〜1.5cm合計3cm成長を続けていると説明されている。

 プレートの境界の割れ目はギャウと呼ばれているが、ハプニールの南のギャウには橋が架けられふたつの大陸を歩いて渡るといった貴重な体験ができる。(左上の写真) 写真の右がユーラシア、左がアメリカで、駐車場はユーラシア側にあった。(その他の写真はシンクヴェットリル国立公園)

 はじめに訪れたギャウは蒼く澄んだ水がたまり、トレビの広場のように多くのコインが投げ込まれていた。

 その後車を走らせてアルマンナギャウの西端の高い絶壁へ。巨大なギャウが一望だ。東に向かって低く広くなり徒歩で通り抜けられる。グループが断崖に沿って歩いて行くのが小さく見える。

 ギャウはいくつかあってトレイルとなっている。ごつごつした巨大な岩の間を通りながらふたつの大陸の間を通過中と奇妙な気分だった。

 どこから流れているくるのか、清らかな水が川となり小さな滝となって静かな音をたてていた。

 断崖の下から上を見上げると、最高地点の展望台にいる大勢の人々が小人のように思え、改めて地球の計り知れないいとなみに思いをいたした。(右下写真の左端に写っています)

撮影日 2016.6.10
撮影地 アイスランド シンクヴェトリル国立公園

おりおりの熟年生活(アイスランド レンタカー旅行)