アイスランド ラゥトラビヤルク  
               
                           
               
               

 ラゥトラビヤルクは高さが400mを越える断崖絶壁が14kmも続いている。地名は動物の棲み家がある崖を意味する。北大西洋最大の海鳥と野鳥が生息する地域で、初夏には全ての岩棚や岩場は海鳥で埋め尽くされ、最盛時は100万羽を越える。

 ラゥトラビヤルクで営巣する海鳥は、ウミガラス、パフィン、オオハシ・ウミガラス、フルマカモメ、ミツユビカモメなど10種類。種類ごとに大きなグループで所狭しと巣くっている。子育てをする安全な場所なのだろう。

 断崖の上から真下を見ても断崖は庇のような形状だから鳥を観察することは出来ない。腹這いになって首をだすか、凹凸があるから少し離れて斜めに見るかのどちらかになる。

 駐車場から断崖に沿って歩きだして、直ぐにパフィンに遭遇。突き出た岩の上、腹這いになって観察している人との距離は3〜5m。人を恐れる様子はない。正面からは写せないので、斜めの位置からカメラを向ける。じっとして身動きせず首だけを左右に向ける。

 3羽でいたり、つがいだろうか2羽であったり。時には羽を伸ばし、また海に向かって飛び立つパフィンもいた。数はすくなかったが愛嬌のある姿が微笑ましかった。 

 くちばしの横の白い線が目印のオオハシウミガラス(右下のツガイ 間違っているかも知れません)は2羽で佇んでいる様子に何組もであった。いずれも本当に仲良さそうで、顔を同じ方向に向けたり、お互いを見つめたり、動作がかわいらしかった。

 カモメ類も2羽での姿を多く見かけた。これらはグループになっている岩場からは離れた窪みなどにいることが殆どだった。

 駐車場から断崖は上り坂(最高地点は標高444m)、夢中になって何枚も写真を撮り後ろを振り返ったら駐車場が遥か遠くになっていた。

撮影日 2016.6.18
撮影地 アイスランド ラゥトラビヤルク

おりおりの熟年生活(アイスランド・レンタカー旅行)