アイスランド ゲイシール
             
                     
             
             

 地熱で熱くなった熱湯が高く吹き上がる間欠泉ゲイシール。現在は活動を休止して主役の座を、近くのストロックル間欠泉に譲っている。

 水蒸気が僅かに地表近くを漂っているストロックル間欠泉。水面は小さく波打ち間断なく盛り上がりまた沈む。数分間隔で、大きく深呼吸をしたように熱湯を吸い込んだと思う間もなく水面が盛り上がってきて、次の瞬間轟音を出しながら吸い込んだ熱湯を高く放出。迫力満点の演技が終演を迎える。

 間欠泉を取り巻く観衆からは拍手と歓声が起こる。談笑しながら立ち去るグループ。短い間隔で演技が始まるから引き続き鑑賞する人も大勢だ。次に吹き上がるまで一連の動きを静かに見守っている。風向きが変った。観衆は風上に移動。吹き出した高温の飛沫は風下に飛び散るからだ。

 近くの小さな間欠泉。ぼこぼこと音をたてながらささやかに同じような活動を繰り返している。また水面の色は美しく魅力的でひっそりと佇んでいるわき役も、小さいながら存在を忘れないでとアピールしていた。


撮影日 2016.6.10
撮影地 アイスランド ゲイシール 

おりおりの熟年生活(アイスランド・レンタカー旅行)