バオバブの木
             
                     
             
             

 今回の旅行ではバオバブの木が見られることも楽しみにしていた。

 バオバブの木は、根元付近が太くて短く、枝が横に広がっていて根っこみたいで、木を逆さまに植えたかのような面白い形をしているのだ。(写真で見ていただけれども)

 キャサリンを出てから赤い岩や茶色の土地などアメリカのサウス・ウエスト的な風景の中をドライブしている。昼前にティンバー・クリークに到着。この先225km給油所はないとの表示がでている。給油とトイレ休憩をとる。

 ティンバー・クリークを出発してほどなく、バオバブの木が初めて見えた。しばらく走ると粗末だが屋根のあるピクニック・テーブルが有ったので、車を止め昼食にした。(この旅行中ピクニック・テーブルはここだけだった)

 数10m離れたところに巨大なバオバブが存在。突然ジープで数名の男女が現れ、写真を撮って直ぐに立ち去った。通りがかりのようではなかったから、有名なあるいはこの辺りでは知られたバオバブかなと娘と話したが、判らずじまい。(別記 グレゴリー国立公園のグレゴリーの木は有名)

 それぞれにユニークな姿の木。幹は太く短く独特の形。枝も自由闊達思い思いに広がり伸びている。個性豊かで、癖もあるのだろう。青空と白い雲、赤い断崖や茶色い大地が、その特色のある姿をいっそう引き立てている。

 乾季の終わりだから葉は残っていない。でも枝ぶりの良さをいかんなく見せてくれているようだ。ティンバー・クリークから夕刻に到着したウォーマンまでの数百kmの間、途切れることなく散在していたバオバブに、何度車を停めただろうか。

 大きなバオバブの幹の殆どは、深く彫りこまれた名前のような落書きがされていた。落書きのない小さな木が大きくなったとき、落書きされないように祈りたい。

撮影日 2015.9.15&9.17
撮影地 オーストラリア ノーザンテリトリー&西オーストラリア州

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