マムカラ湿原 カカドゥ国立公園  
               
                           
               
               

 マムカラ湿原(マムカラ バードサンクチュアリ)はカカドゥ国立公園を代表する大湿原で、文字通り野鳥の楽園だ。

 乾季から雨期に移行するこの時期は、少なくなった水場を求め多くの野鳥がいくつかの湿原に集まっている。この湿原は中でも鳥が多く集まるのだ。

 早朝日の出前に宿を出て湿原に向かう。一帯は草が延びている広大な風景、遥かかなたまで見渡せる。車を駐車場に止める。この辺りは大きな樹木に囲まれている。少し歩いて野鳥観察舎に着いた。

 観察舎の前は大きく広がった湿原。赤い花のスイレンが一面を覆う。ほどなく太陽が姿を見せた。

 野鳥たちの鳴き声があちこちから聞こえはじめてくる。餌をついばむ鳥の群れに朝日があたる。太陽の前を鳥の群れが横切って行く。上空を飛んで行く小鳥の群れは引きも切らない。

 大型の鳥は1羽で飛んでいる。目の前を悠然と飛び去って行く。羽を大きく羽ばたく鳥、大きく羽を広げて滑るように飛び去る鳥。いつまでも見飽きない。

 すぐ目の前に餌を探したり咥えたり、美しい姿を見せて飛び去って行く。双眼鏡を持参していたが、殆ど使わずじまいだった。

 いったん朝食に戻った後、マムカラ湿原の魅力にとりつかれ、ウビルーに向かう前に再び訪れていた。

 マムカラ湿原は夕暮れと早朝の訪問を予定していたが、空港でレンタカーの予約時にトラブル(別記)があり、夕暮れの情景を観察できなかったのは残念だった。

撮影日 2015.9.13
撮影地 マムカラ湿原 カカドゥ国立公園 オーストラリア

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