北オーストラリア レンタカー旅行

6〜7日目  2015.9.16〜9.17

バングルバングル(プーヌルル国立公園) ヘリツアー

 4:30 起床 今日の天候はどうだろうかと外にでた。その時駐車場にブルーム発ダーウィン行の長距離バスが入ってきた。バスの後に貨物車をつないでいる。運転手はそこから荷物を取り出しロードハウスの中に置いてでてきた。このバスは宅配便も兼ねていると後で知った。

 テレビでカナナラの今日の最高気温は38℃と予報を報じた。バングルバングルはこれよりも暑いだろう。またトレッキング時の陽射し対策が必要だと、日焼け止めを購入した。

 バングルバングルへの道について調べたら、大変な悪路で運転技術が必要だと思われた。そのためウォーマンからヘリコプターで行くツアーをウエブサイトで予約してきた。

 9:15 宿の直ぐそばにあるヘリの事務所にいった。事務所には ミス ブリジットがいて私が操縦しますと。そこで相談を持ちかけた。

 途中は高速で飛び、バングルの上はゆっくりと飛ぶようにできます。時間の延長はボスに訊きますと電話をかけた。OKです。では注意事項は××、ご希望ならヘリのドアを外します、カメラレンズは広角がお勧めですと。

 話し合い中に親子二人ずれがきて、バングルに車で行く。ついては現地でのヘリツアーを予約したいと。

 事務所からヘリポートに車を移動。ミス ブリジットはヘリのドアを外して格納庫に持っていった。

 ヘリに乗り込む。乗客は私たちふたりだけ。シートベルトを締め、カメラは首にかける。体は勿論手も絶対に機体の外には出さないようにと再度の注意。

 9:30 ヘリはふんわりと空中に飛び上がる。通過する場所について時々説明があるが聞き取りにくい。娘が後ろからお父さんと呼びかけ補足してくれえる。

 バングルバングルの上空に到着。ピカニニー渓谷、カテドラルなどと説明が続く。ビーハイブ(ミツバチの巣)と呼ばれる黒と茶色のストライブ状の岩山が延々と続いている。これまでの旅行では見たことのない壮大で不思議な風景だ。岩山の間は迷路のよう、この中に入いったら迷い込んでしまい戻れないだろう。

 バングルの上空を2周してくれる。前面ガラスには映り込みがあるが、ドアのない左右はすっきりとしている。この景観を眺めつつカメラを向けてシャッターをきっていた。10:10 バングルバングルの ベルバーン空港に到着。短い時間だったがおおいに楽しめ、長年の夢が実現したのだった。


バングルバングル(プーヌルル国立公園) トレッキング

 10:20 トレッキングツアー ガイドは ミスター ブルース。カナナラから日帰りツアーの夫婦と4名がバスに乗る。

 10:40 ピカニニー・クリーク・カー・パークに着き、昼食を渡される。水をペットボトルにいっぱい補充する。目の前は巨大なビーハイブが連なっている。さぁトレッキングのスタートだ。カテドラル渓谷とドームズトレイルをまわる。

 陽射しが厳しく暑さがこたえる。所々に花の名残がある。2週間前までは白、黄、ピンク色などの花がたくさん咲いていたと。樹木についても説明がある。道は平たん、砂の道や平らな川床だから歩き易い。

 巨大なビーハイブの間を通過して行く。この時期は熱中症の懸念があるのでルックアウトまでは往かれないとのこと。大岩の張り出した下の僅かな窪みに小さく日陰がある。2度日陰で小休止。若い男女が向こうから歩いてきた。10名ほどのグループとも行き会った。

 少し前まではこの辺りは水があったと。僅かな水たまりが一ヵ所だけあった。水の上にビーハイムが逆さに映っていた。歩くにつれてビーハイムが左右から迫り、谷が深く狭くなる。日陰が続き空気はひんやりとしてくる。

 12:25 カテドラルに入る。巨大な岩が水にくり抜かれてできたとても大きなホールだ。白砂が小さな深緑色の池を取り囲む。池の中では小さな魚が数匹泳いでいて驚いた。その奥は茶色い土と座るのに手頃な岩が転がっている。

 岩の上に座りランチを開く。静かだ。正面の絶壁に光があたり黄金色に輝いている。その反射光が薄暗いホールに射し込み、池の水があやしく染まっている。13:20 ホールを後にする。帰途象の鼻で一時ストップ、想い出の写真を写した。

 14:00 駐車場に帰着、車に積んでいる給水タンクからコップにいっぱいの水をそそぐ。冷たくて乾いた喉をうるおす。お代わりでさらにいっぱい。生きかえる思いだ。

 朝ヘリの事務所にいた親子と出会う。車で2時間30分で来られた。舗装されたところもあったよと話してくれた。(ウォーマンからスリー・ウエー・ジャンクションまでは52km 2〜3時間 ジャンクションからピカニニー・クリーク駐車場までは26km)

 14:45 今夜の宿 ブッシュ・キャンプに着く。広いベランダではお茶が用意されていた。日帰りツアーの夫婦は、バスで空港に向かった。15:25 部屋に入る。

 バスが戻ってきたので、サンセットやサンライズ、星空観賞などのツアーの有無を訊ねたらいずれもないとのこと。16:00 この近くでサンセットや星空観察に適切な場所はないかと、ロケハンにでかけた。

 17:20 ベランダに戻り レモンスカッシュを呑む。乾いた喉がさっぱりとする。そのまま 夕食時間を迎え 18:45 ガイドと3人で雑談しながら ガイドが作ってくれた食事を食べた。今夜の宿泊は二人だけとのことだった。

 19:45 部屋に戻る。バングルバングルではビーハイブを入れて星空を撮影したかったのだが、ブッシュ・キャンプからは18km以上離れているから車がないと行かれない。せめてこの近くでと思ったけれども雲が広がってきたので、星空撮影はあきらめた。21:30 ベットにもぐる。


バングルバングル 朝

 宿泊したブッシュ・キャンプはソーラ発電のため電力が少なく、この暑さにも関わらずクーラーはなかった。就寝時は少し寝苦しかったが、深夜冷え込んできて 2:30 布団を取り出してきて体にかけた。

 4:45 起床 爽やかな朝だ。5:00 近くを散策、多くの種類の鳥が飛びまわっている。小さな水場が作られていて、鳥たちは代わる代わる飛んできては嘴を入れ、直ぐに飛び去って行く。オレンジ色の地面の上を歩いている鳥もいる。

 6:45 朝食 静かな時間を過ごす。9:40 バスで空港に向かう。今日のパイロットは ジムさん ちょっと待ってねと、予定より15分遅い 10:15 ヘリに乗った。飛行コースからバングルバングルの山並みが遠望でき、二度と来ることはあるまいといつまでも眺めていた。

 10:45 ウォーマンに到着 車を受け取り事務所に行く。ジムさんは来年2月白馬に行くと愉しそうに話し、ヘリ搭乗記念にとハットを2つくれた。


北オーストラリア レンタカー旅行   おりおりの熟年生活(海外レンタカー旅行)