北オーストラリア レンタカー旅行

5日目  2015.9.15

グレゴリー国立公園

 5:00 起床 身支度と食事を済ませて 6:50 車に乗り込みキャサリンを出発。国道1号線 ビクトリア ハイウェイを西に走る。今日も快晴、テレビの天気予報で最高気温は38℃と予報。トレッキングでは熱中症に気をつけよう。

 80km走ったあたりから、景色が昨日までとは違ってきた。まず木が異なる。今までは太く高さのある木だったが、この辺りの木は細く低い。また地面は茶色の草が一面に生えている。100km過ぎてからは木の種類も変わっている。

 9:10 キャサリンから195km走った。ビクトリア・ロードハウスで休憩。テラスのテーブルでコーヒーを飲む。明るくのびやかな雰囲気だ。グレゴリー国立公園の地図と説明書を入手。往路はここ、復路はこちらに寄ろうと検討する。

 9:35 ロードハウスを発つ。600mでエスカープメント・トレイルだ。9:40赤い土の上を歩きだした。短い距離のトレイルだが上り坂は案外きつい。20分ほどでちょっとした空地があった。立ち止まり背後を眺める。高く赤い絶壁が横に長く延びている。その絶壁に囲まれた中は緑の樹海。樹海の中心にカーブした川。川面が朝日に光っている。すばらしい景色だ。

 上から下りてきた女性が、登っても同じ景色よと話して去っていった。それならここから上ることもあるまい。しばらく絶景を眺めた後、先を急いでもいるからと引き返すことにした。10:40 車に戻った。

 ドライブは快適だ。赤い凹凸のある断崖やサバンナを見ているとアメリカのサウス・ウエストの風景のようだねと娘と話す。11:40 ビクトリア・ロードハウスから 95kmティンバークリークに入る。復路はここで泊まる予定だが雑然とした印象だ。この先225km カナナラまでの間給油所はないとなっている。とりあえず給油を済ませ電話をかけて直ぐに出発した。


バオバブの木(ティンバー・クリーク〜ウオーマン)

 
ティンバークリークを外れて直ぐ最初のバオバブに出会った。車を止めて写真を1枚。12:15 リバー・ルックと表示があったので、再びストップ。12:45 Bull Goodbidgin の道路際。小さな陽射し除けの下にテーブルがあった。ここなら炎天下の暑い日差しを避けることが出来ると昼食休憩。

 テーブルから数十メートル離れて巨大なバオバブの樹があった。その樹を眺めながらパンを食べていると、突然ジープで数名の男女がきて、さっさと写真を撮り、風のごとく走り去った。全く一瞬のことだった。このバオバブは有名なのだろうか。彼らはこの木を知っていて訪れたように思われた。

 バオバブの木は時おり現れるのだが、ウォークマンまで途切れることなく育っていた。その姿はそれぞれに個性があり、幹や枝ぶりがさまざま。初めはしばしば車を止めていたが、途中からは先は長いと横目に眺めて通過した。13:45 キープ・リバーが見えたので写真におさめる。気温があがっているのだろう。道路上に時々蜃気楼が現れた。

 14:45 西オーストラリアとの州境に着く。微速に落とし検問所で停止。係官が出てきて車の中やトランクの中を調べる。発泡スチロールの箱を指し、中に入っているものを全部シートの上にとりだした。

 ブロッコリーが入っていたから、この箱は没収と言って持って行ってしまった。2001年のオーストラリア旅行でも同じことがあったので、生ものは入っていなかったが、箱そのものが取り上げられるとは思いもよらなかった。

 13:55(ノーザンテリトリー時間 15:25) カナナラの街に入る。ガソリンの価格は安かったので再び給油。ここからは国道1号線 グレート・ノーザン・ハイウェイを南下する。ここからウォーマンまでは150kmあまりだ。

 サバンナとバオバブの木の道路をひた走る。ウォーマン手前35〜32kmにかけて道路の両側で山焼き。ちょろちょろと赤い火が燃え、煙があがり見通しが悪かった。16:25 ウォーマン ロードハウス チェックイン。こざっぱりした部屋だった。併設の店舗で夕食を購入。

 娘と明日のバングルバングルへのヘリの飛行について、途中は早く飛行してバングルバングルの上をゆっくりと飛ぶことはできないか、とりあえずお願いしようと淡い期待をいいだくことにした。 20:30 就寝

  本日の走行距離 706km  累計走行距離 1,486km


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