北オーストラリア レンタカー旅行

3〜4日目  2015.9.13〜9.14

カカドゥ国立公園 イエロー・ウォーター

 13日 17:40 今夜の宿 クーインダ・カカドゥにチェックイン。鳥のねぐらへ帰る様子を観察したいと尋ねる。直ぐそこのポンツーンがお勧めと言って、道順を教えてくれた。部屋には入らず、そのまま歩いてポンツーンに向かった。

 18:00 イエローリバーに突き出たポンツーンに立った。西の空がオレンジ色に薄く染まっている。ときどき鳥の群れが沈み行く太陽の前を横切って行く。

 18:30 日没直前。隊列を組んだ多数の鳥のグループが次第に増えてきた。次から次へと。首を左右にふると目に飛び込んでくるグループがいくつも続く。これほど多くの鳥が飛翔する様子を見るのは初めて。実に圧巻だ。

 狭いポンツーンに数名。言葉を失ったように静かに眺めている。カメラのシャッターだけが時たま音を発する。オレンジ色の中を飛び去って行く鳥の群れ。心にしみる美しい夕景を眺めて、時間の経つのを忘れて佇んでいた。19:15 ポンツーンを離れる。

 ゼネラルストアで買い物を済ませ部屋に荷物を運んだ。夕食後携帯電話が通じたので妻に先ほど見たすばらしい光景を話し、合わせてトラブルなく旅行中と報告を済ませた。

 22:00 就寝


 14日 4:45 起床。今日はカカドゥ観光の目玉 イエロー・ウォータークルーズを楽しむ。

 クルーズは 6:25 宿泊したクーインダ カカドゥの駐車場に集合 バスで移動。6:45から8:50までクルーズ。その後バイキングの朝食だった。船に乗り込むとライフジャケットの収納位置と着用の仕方の説明があった。川の中に獰猛なワニがいるのだから水死は免れても、命が助かるかなぁと苦笑した。

 クルーズは日の出直前に始まった。出船直後陽射しが水面できらきらと反射して美しく輝いた。操船しながら説明してくれる。出会った鳥や遠くに見えた動物、川から顔をだしているワニなど。名前を英語で言っている。元々日本語でも鳥の知識がないのだから多くはチンプンカンプンだ。

 船はゆっくりと、ジグザグに進路をとる。右の席でも左の席でも、すばらしい光景を見られるようにとの配慮だろう。僅かに残る薄赤い睡蓮の花の脇を通る。湿地帯の黄色い草の上で小鳥たちの群れがあちらにもこちらにも。

 カカドゥの中心の地名になっている ジャビルやペリカンなど大型の鳥は船が10〜20mに近づいても首を少し動かすだけ、飛び立ったりはしない。毎日来るであろう船に慣れているようだ。ゆっくりと眺め写真を撮ることができた。

 小鳥の群れも湿原の上でのんびりとしていたが、1つの群れはバタバタと羽音高く飛び去って行った。これほど近くで小鳥の飛ぶ様子を見たことはなく、慌ててシャッターを切っていた。

 ワニは何頭もいた。水の中にも土の上で目を閉じているワニも。顔だけ水の上に出しているワニ。背中が大きく見えるワニ。ワニは獰猛だから船から手を出さないようにと数回注意がとんでいた。

 興味の尽きないクルーズが終わり遅い朝食。10:10 宿をチェックアウト カカドゥ ハイウェイを南西に走る。蟻塚が続く。11:30 Bukbukluk ルックアウトからカカドゥが見渡せた。

 12:10 カカドゥ国立公園を離れる。12:50 カカドゥ ハイウェイと国道1号線が合流、パイン クリークだ。道路にルックアウトの矢印が見えた。坂道を上って行くとパインピークとなっていて、下を流れる川と町を見渡せた。13:15 再び車に乗り国道1号線を南下した。

 国道に沿って線路が並行している。有名な大陸縦断鉄道 ガン が運行されている線路だろう。13:55 ニトミルク国立公園の駐車場に着いた。
 

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