グランドティートン国立公園(アメリカ ワイオミング州)  
               
                           
               
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 19日ソルトレイク・シティで車をレンタルし、シーニック・ロードの国道89号を走って夕刻グランドティートン国立公園に到着。

 前回の旅でも最初に訪れたシグナル山展望台に向かう。17年前に訪れたときに比べると樹木が大きく育っているようだ。スネーク川の見える範囲が狭くなったようで、こころの中の風景とは違って見えた。風が強く吹いていたこともあって記念写真だけを撮って引き返した。

 シグナル山ロッジ・レストランのベランダ席で夕食を済ませ、日本から予約しておいたキャビンに荷物を下ろした。ベランダから川岸に下りるとティートン山に夕日が当たり淡く輝いて美しくしばらく見とれていた。

 翌日起きたら、ギックリ腰で全く歩けないと話している。土曜日で近くに診察を受けられるところもない。いろいろと検討したが旅行を中止して3名とも帰国することにした。

 7時過ぎにジャクソン・ホール空港はユナイテッド航空のカウンターに行って、旅行の中断と帰国便への振り替えを依頼。空席がありOK。ただし発券した会社に連絡をとりますとなったが、午前中待っても順調に進まず。疲れと待ちくたびれたので新規に航空券を購入した。(帰国後キャンセルした復路の航空券代は手続きをして返金を受けた)

 帰国の処理に時間がかかり既に午後1時を過ぎていたが、イエローストーン国立公園の Grand Prismatic Spring は見ておきたいとグランド・ティートン国立公園内の道路を走り北上。途中数ヵ所で車を止めて、ワイルドフラワーとグランド・ティートン山にカメラを向けた。

 帰途は国道89号を走り、19時30分まだ陽射しの残るオックスボー・ベンド展望台に着いた。その後スネーク・リバー・オーバールックなどにもに立寄ったが、シュワパッカーズ・ランディング・ロードやアンテロープ・フラット・ロードからの景色、ピルグリム・クリーク・ロードなどのワイルドフラワーを眺める時間がなかったのは心残りとなった。

 キャビンに帰り着き、ベランダから川岸へ。オレンジ色の雲が空を覆い、川が赤く染まって静かな時間が流れていた。シグナル・マウンテン・ロッジに宿泊していればこその至福の時だった。

 翌早朝空港に向かう車の前方に、日の出前の青空の下、どっしりと佇んでいるティートン山が眺められた。搭乗手続き締切時間の関係で先を急いでいたのだが、2〜3分車を止めて、この旅行最後の写真を写し、アメリカの国立公園で最も美しいと言われている景色をこころの中にしまいこみ、今回の旅を終えた。

撮影地 アメリカ ワイオミング州 グランド・ティートン国立公園
撮影日 2015.6.19〜6.21

ワイオミング・レンタカー旅行