ウユニ塩湖  
               
                           
               
               

 ウユニ塩湖を雨期に訪れ、最高の条件で迎えてもらいました。しかも乾季のウユニ塩湖も楽しむ幸運にも恵まれました。添乗員からは通常の旅行を2度したようなものとの話でした。

 ウユニ塩湖の最高地点の標高は富士山とほぼ同じ 3,760m。ゆっくりと歩かないと息がきれる。広さは150km×100km(四国の半分、琵琶湖の18倍) 高低差が少なく乾季は塩の結晶で覆われた真っ白で平らな湖だ。

 観光シーズンは通年だが、日本人に人気のあるのは雨期の水が張った塩湖だ。塩湖が世界一大きな水鏡に変貌。地平線(あるいは水平線)で天空と地上が青くひとつに繋がる光景が、この世とは思えない不思議な雰囲気を醸し出すからだ。

 ウユニ塩湖到着の3日前、別のツアーでウユニ塩湖を訪れた添乗員から、1ヵ月間雨が降らず、水がないとの知らせがあった。ツアー参加者は落胆の色が隠せない。

 ウユニ塩湖到着直前、峠から見えた塩湖が夕陽で輝いている。水はある。ドライバーに探してもらいますと添乗員からの話。皆期待をふくらませた。
 

 宿泊した塩のホテル付近から塩湖の真ん中あたりにあるインカ・ワシ島に向かう。真ん中といってもホテルから70kmもの距離がある。トヨタのランドクルーザーに分乗する。

 六角形の亀甲模様の白い大地を駆け抜けていく。遥か地平線まで真っ白だ。全天果てしない青空とどこまでも続く白い地表の絶景に取り込まれる。車を降りて自由時間。風景写真やトリック写真撮影に興じる。

 昼食後インカ・ワシ島の山頂まで300mを上る。島全体にサボテンが生えて白い塩原とは異質な光景だ。

 島から見える白い大地はどこまでも続いている。広大な白一色の中を小さな点に見えるランドクルーザーが走って行く。雨期にもかかわらず乾季の世界も楽しむことができたのだ。

 午後は期待の水のある場所に移動。僅かに残っている水とのことだが広い塩湖で、見渡す限りどこまでも水があり、遥かかなたは水平線だ。これだけあれば塩湖全体が水で覆われている状態と変わらない。

 しかも絶好の条件が揃っている。まず水があること(3cmと深くないのが良い) 晴天であること(しかも適当に白い雲がある) 風が吹いていないこと(さざ波もたっていない)長くつに履き替え水面の上に立つ。

 一目で感動を覚える景色だ。青い空、白い雲。空全体が塩湖にきれいに写りこんでいる。空と塩湖が合体して一幅の絵になっている。その中に包み込まれている私たち。不思議な経験したことのない気分だ。

   人物や車が磨きこまれた鏡に映っているようだ。本物と写りこみの判別がつかないほどはっきりとしている。服や車の文字がそっくりそのまま湖に反映。

 左の写真は、歩いてごくわずかなさざ波、波紋ができており、幾分ぼやけている。  

 さっそく様々なパフォーマンスで写真を撮る。このツアーの参加者は9名。UYUNI の人文字をつくるのに丁度の人数だった。

 学生が様々なパフォーマンスをしている。大学生と大学院生の2つのグループが出会って一緒に楽しんでいるとのこと。全員でジャンプしたり、色の違う椅子数脚や傘を使ったりしている。

 写真を撮ることを快諾してくれたので何枚か写した。帰国後全員にメールで送付。自分らにはない写真だから嬉しいとの返信が返ってきた。

 夕暮れの赤く染まった雲の上を歩く。雲に乗っているようだ。気がつくと太陽が沈み辺りは月の薄明かりに覆われた。星がいくつも輝きだした。天頂には天の川が見える。

 塩湖に星が映り幻想的な光景が出現。星空とそれを映す水鏡。ここでしか体験できない絶景。すべてを忘れて充実感いっぱいのひと時を楽しんだ。

 乾季と最高の条件が揃った雨期。その両方を一度に見ることができたのは本当に僥倖というほかはない。

 翌早朝飛行機でウユニ塩湖の上空を飛んだ。塩湖の見える座席は抽選することになり、妻が引き当て私に譲ってくれた。

 座席は左の窓際。飛び立って直ぐにウユニ塩湖が見えてくる。手前に水があり、川のように長くのびている。その先は広くそれ自体が湖のようだ。結構水はある。遠くの水には山が映りこんでいた。
 

撮影日 2014.3.6 

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)