ウプサラ氷河 ロス・グラシアレス国立公園  
               
                           
               
               

 3つの氷河を巡るクルーズに 8:35乗船。16:00帰着。氷河に船で近づき、下から見上げて聳え立つ巨大な氷壁を眺めた。

 はじめに訪れたのは ウプサラ氷河。国立公園の中で最大級の氷河。この氷河の特色は 深さ700mの湖の上に、流れでた氷河が浮かんでいることだと。

 ウプサラ氷河はペリト・モレノ氷河のように氷河の氷壁が崩れるのではなく、流れ出て海に浮かんだ氷河が自重で折れる。そのため崩れていない氷河が巨大な氷山となり、いくつもの氷山が湖の上を浮遊するとの話だった。

 船からウプサラ氷河が見えてくる。その手前には大きな氷山がウプサラ氷山をガードするように横に長く並んでいる。湖の中にも青く美しい輝きを放つ氷山が無数にある。

 氷山の中に船を進めるのは大変危険なので、安全が確保できる地点までしか船は接近できませんとの船内放送。

 形や大きさの異なる氷山が次々と現れる。ペリト・モレノ氷河とは違った絶景に時間の経過を忘れ、身を乗り出して見とれてしまう。

 次に訪れたのは スペガッツィーニ氷河。見ることができる氷河で氷壁の高さが最も高く135mのところもあるとのこと。

 静かでのどかな雰囲気の氷河だった。この氷河を眺めながら食べた食事の美味かったこと。景色も美味しさに欠かせない必須の条件だろう。
 

   最後に訪れたのは ペリト・モレノ氷河の北壁だ。数kmもの長く美しい姿を余すところなく見せてくれる。

 既に長時間氷河を眺めてきたけれども、船橋には多くの人が鈴なりになって、飽かずにいつまでも見つめている姿があった。

 ロス・グラシアレス国立公園の氷河は実に見ごたえがあり、長年の念願がかなって、旅の始まりから大きな感動と満足感にあふれる思いだった。

撮影日 2014.2.23

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)