スクレ ボリビア  
               
                           
               
               

 この街で1825年ボリビアの独立宣言が行われ、ボリビアの初代大統領 ホセ・デ・スクレの名前から この町は スクレと命名された。

 1545年 約160km離れた ポトシ(標高 4,090m)で銀山が発見されると、銀山管理のスペイン人入植者は 過ごしやすい スクレ(標高2,750m)に町を造って行った。

 銀の財力で造られた教会などの建造物は、今も残されていた。

 スクレでは町の条例で建物の壁は白に決められている。スクレの高台レコレータ展望台から見下ろす町の家並みは、赤茶色の屋根と白い壁で統一されていて美しい景観だった。

 町の中は坂道が多い。美しい景観を愉しみ、談笑しながら歩いていると、突然頭の上から白い物体が落ちてきて頭や衣服に降りかかった。

 今日はカーニバル(謝肉祭)の最終日。家の窓やベランダからバケツに入った水とか風船に入った水球、時には放水銃で何やらわけのわからないものを吹きかけられた。

 町の中心部は大変なことになっている。道を通る車に乗っている人と歩道のいる大勢の群集が、お互いに水などをを投げつけているのだ。

 水球は5つが1ボリビアーノ(15円程度)で売られている。旅人の何人かは、水球を購入して車に向かって投げつけ、カーニバルを楽しんでいた。

 一夜明けて、静かな朝を迎えた。ホテルのベランダから見えるカテドラル その鐘楼が夜空に浮かび上がっている。低い鐘の音が時々聞こえる。時刻を知らせているのだろうか。

 6:30 鐘の音が聞こえ 2つあった灯りが消えた。

撮影日 2014.3.4〜3.5

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)