ペリト・モレノ氷河 ロス・グラシアレス国立公園  
               
                           
               
               

 ホテルを出て1時間20分 ガイドから目を閉じてください。ハイと言ったら目をあけてくださいと声がかかる。ハイ 目を開けるとバスの左前の窓に ペリト・モレノ氷河の全容が飛び込んできた。

 駐車場にバスを止めます。ここススピーロ展望台(ため息の展望台)でしばらく氷河を楽しんでくださいと。緩い坂を上がる。薄く霧がかかっているが美しい姿が遠望できる。待望の氷河にやっとお目見えできたと感激。

 そこから10分ほどで遊歩道のある駐車場。少し歩きますが午前と午後の2回で長い遊歩道すべてをまわります。昼食前には小舟に乗りクルーズ 氷河に大接近して迫力ある姿をご覧になれます。氷河を十分に楽しんでくださいと。

 板張りの整備された遊歩道へ。最初の展望台からは氷河全体が見渡せるのだがあいにくの曇天。氷河の奥は霧の中に隠れている。この位置からは正面に見えるのは南壁で、右手に長く伸びているのが北壁ですと。

 遊歩道は下り坂。次第に氷河が大きく迫ってくる。もぼ目の高さになっている。霧雨が降ってきてきれいな虹が氷河にかかる。しばらく足を止めて美しい風景にみとれてしまう。

 小舟に乗って氷河に接近。蒼白く輝き聳え立つ氷河の先端。言葉に表せない美しい姿。息をのみ込む。

 昼食後北端の遊歩道から散策再開。次第に長く伸びた北壁が近づいてくる。幅の広い氷河と実感できる。

 再び南壁の見える遊歩道に到着。氷河の崩落は何回も見てきたが、またまたドーンと崩落する様子が見えた。1日に中心部では2mも押し出されてくるそうで、この早い動きがしばしば崩落が発生する要因とのこと。

 翌日 ウプサラ氷河クルーズの後ペリト・モレノ氷河を再訪。快晴の好天。青空の下雄大かつ広大な氷河、蒼白い光輝く絵のように美しい氷河を、遥かかなたまで見渡せる幸運に恵まれた。

 望遠レンズで覗くと氷河の表面の凹凸が大きく浮かぶ。陽が傾き印象的な陰影が目に入ってくる。これもまたすてきな想い出となった。

撮影日 2014.2.22〜2.23 

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)