月の谷 ボリビア・ラパス郊外  
               
                           
               
               
 
 ラパス郊外の 月の谷 の観光。

 入り口で美しい女性に出会う。三つ編みの髪の毛を ちょこっと載せた小さな山高帽から垂らし、裾のひろいスカートをまとった伝統的な民族衣装。街中ではあまり見かけなかった姿だ。

 赤ちゃんや農産物をカラフルな縞模様の織物に入れて肩に担ぐ アンデス特有の姿ではなかったけれども、添乗員から写真撮影をお願いしてもらいOKと。

 伝統的な衣装姿で赤ちゃんを肩におぶった女性の写真は撮れなかったが、旅の最終日にこの女性に出会えてなによりだった。

 乾燥した薄いグレーの尖がった岩が林立している。不思議な光景だ。一周するルートには高い山頂部があり、谷の向こうのゴルフコースや住宅が見渡せた。

 谷は深く橋の隙間より下を覗いたが暗くて底は分からなかった。

 風に乗って葦か竹で作られた縦笛 ケーナの音色が聞こえる。ここを案内してくれているガイドのOさんは、プロのケーナ奏者。この先で演奏しているのでしょうと。

 ケーナを広げて販売している。Oさんはケーナを持ち フォルクローレを聞かせてくれた。続いて販売していた人は岩の上に上がり、私たちがよく知っている コンドルは飛んでいく を演奏。豊かな音色が 月の谷に響き、この旅の終わりを楽しく盛り上げてくれた。

撮影日 2014.3.8

おりおりの熟年生活(パタゴニア・ウユニ塩湖旅行)